美食倶楽部 新装版 の商品レビュー
食べ物にまつわりながらも女の欲望が満タン。 最後の田園調布を舞台にしたお嬢様風のおばさまと一緒に暮らすことになった新婚さんの女の人の話が面白かった。面白かったな~この女っぽい妬みというか嫉妬というか。 おばさんを嫉妬を種に可愛く旦那さんに甘えてみたらいいのに、、と思ったけどそう...
食べ物にまつわりながらも女の欲望が満タン。 最後の田園調布を舞台にしたお嬢様風のおばさまと一緒に暮らすことになった新婚さんの女の人の話が面白かった。面白かったな~この女っぽい妬みというか嫉妬というか。 おばさんを嫉妬を種に可愛く旦那さんに甘えてみたらいいのに、、と思ったけどそうできないのが普通女子。
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初めて読んだ林真理子さんの作品。 「ふぐの白子は、うっすらと焦げ目がついていた。 内部の充実が、ぷっくりとはちきれそうな皮にあらわれている。 箸でちぎると、待ちかまえていたように、乳色のねばっこい液体がどろりと流れ出す」 美味しそうな文章と、あらゆる人間の欲望、色欲が詰まって...
初めて読んだ林真理子さんの作品。 「ふぐの白子は、うっすらと焦げ目がついていた。 内部の充実が、ぷっくりとはちきれそうな皮にあらわれている。 箸でちぎると、待ちかまえていたように、乳色のねばっこい液体がどろりと流れ出す」 美味しそうな文章と、あらゆる人間の欲望、色欲が詰まっていた。
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「美食倶楽部」、モデルクラブ女社長の楽しみは食べること。恋も絡むが結末があまりに平凡。 「幻の男」、広告代理店のエリートと女流流行作家の不倫、林真理子にしては救いどころのない話。 「東京の女性」、由緒ある高級住宅地に下宿した婚約中の男女。東京人のプライドの高さが異様に面白かった。
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ブックオフで百五円で購入しました。 食べるといふことは生きるといふこと。 主人公のたべっぷりが凄まじいです。 ≪淋しい女は太る≫という本の中に林さんの例が出ていたけれども、「人は性的なものの代わりに食べるのだ、自分のこの贅肉はそのためにできた」という旨があったけれども、食...
ブックオフで百五円で購入しました。 食べるといふことは生きるといふこと。 主人公のたべっぷりが凄まじいです。 ≪淋しい女は太る≫という本の中に林さんの例が出ていたけれども、「人は性的なものの代わりに食べるのだ、自分のこの贅肉はそのためにできた」という旨があったけれども、食べ、太り、それに恐怖する女性が描かれていました。 主人公たちはひどくプライドが高く、男性には甘く、夢を見て、また、嫉妬し、哀しみに暮れ、食べ物に舌鼓を打つ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『美食倶楽部』 三度の飯はもちろん、三度の飯より食べることが大好きな私は わくわくしながらこの本を読みました。 出てくる料理がどれも凄く美味しそうでした…。 ふぐの白子に始まり、フグ刺し、フグ鍋から高級イタリアンや 高級寿司など、見たことも食べたこともないような料理ばかり。 そしてストーリーも面白かったです。 『幻の男』 ストーリーならこれが一番好きかなあ。 地位と名声とイイ男を手に入れて、完全に調子に乗ってしまった女性 の様子が滑稽でにやにやが止まりませんでした。 「私のことが好きで好きでたまらないでしょう?」って相手に確認 しないと気が済まないところとか 自ら週刊誌にスキャンダルをバラしちゃったりとか とにかく自惚れが凄すぎて笑うしかない。 オチは大笑いでした。 『東京の女性』 東京の女性ってプライド高そうだなあ…。 と勝手に思ってしまいました。 女っていくつになっても面倒くさいですよね。 自分にとっては大当たりの小説でした。 面白かったー!
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※このレビューにはネタバレを含みます
食欲、男、そしてプライドに踊る都会の女たちを描く、充実の小説集。(裏表紙より) 1.美食倶楽部 ふぐの白子、蛙の煮込み、鮒鮨い鳥の水炊き。モデルクラブの女社長、33歳の祥子の楽しみは食べること。 2.幻の男 広告代理店のエリートと流行作家の不倫を描く 3.東京の女性 由緒ある高級住宅地を舞台にした人間洞察の傑作 「幻の男」と「東京の女性」は軽くホラー。でも女のプライドを実に丁寧に描いていると思う。私は食べることが大好きなのでとにかく「美食倶楽部」がお気に入り。
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薄くて暇つぶしに良い^^ 短編としてはミルキーのほうが好きかな? 幻の男がおもしろかったw 東京の女性はなんとも言えない気分…いくつになっても女ですよってこと?笑
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おいしい料理と共に描かれる様々な年代の女性の生き方があります。 女性の裏と表、理想と現実、愛と絶望と嫉妬。 こわぁぁぁって感じちゃいますが、これが女性…なんだろう。
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10/26(水)やっぱり林真理子は『わたくしはあなたたちとは違うの』臭がぷんぷんする。 ま、本当にそうなんだけど。
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1989年の新装版。3話目で読んだことあると気付く。現代の女性の生活の中にあるホラーを描くのが上手。共感できたり、滑稽で憎らしい女性のキャラ満載。
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