バツリスト の商品レビュー
「バツリフト」の題名に惹かれて借りた本。重い人間の裏・ウラ・側のお話かと思いきや途中からアレッ求めていたのとチト違うかなと思いながらサクサクと読めた本。
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+++ 「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」 自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。 連中を罰したい。 +++ 自殺した息子が残したノートにあった...
+++ 「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」 自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。 連中を罰したい。 +++ 自殺した息子が残したノートにあった、名前を×印で消された人物たち。生前息子を苦しめた者たちである。嶋津は彼らの名を「バツリスト」としてまとめ、復讐をはじめるのだった。そこに現れた思わぬ協力者たちは、嶋津の復讐を「バツる」と言い、自分たちのことをバツる者=「バツリスト」と呼ぶようになった。 冒頭に配された手紙に、著者のことゆえ何か仕掛けがあるのだろうと思いながら読むが、なにかからくりがありそうだということ以外はわからず、その後の展開もそういうものかと受け入れて読み進むと、やはりあるところで様相はがらりと転換するのだった。読みはじめる前からそれを期待してはいるのだが、やはりいつも驚かされる。著者の掌の中でころがされているような一冊である。
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ストーリー展開は面白いのに、最後は急に尻つぼみになって、非常に残念 著者の作品、やっぱりマニュアルを読んでいるような感じがする。 難点は読んでいても情景が浮かばなくて、読むのが辛くなってくる。 自分とは合わないな~
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一筋縄ではいかない、ちょっとひねくれた奇妙なミステリ。復讐をする仕事人のような集団が出てきますが。実際には犯罪を抑止するために動いていたり。肝心の復讐も、何かがおかしい。あからさまにたくらみが隠されているな、とは思うものの、その正体はなかなか分かりませんでした。 時効が撤廃されて...
一筋縄ではいかない、ちょっとひねくれた奇妙なミステリ。復讐をする仕事人のような集団が出てきますが。実際には犯罪を抑止するために動いていたり。肝心の復讐も、何かがおかしい。あからさまにたくらみが隠されているな、とは思うものの、その正体はなかなか分かりませんでした。 時効が撤廃されて、ミステリにおいてはつまらなくなってしまった昨今ですが。時効撤廃をこういう形で捉えるってのもありなんだなあ、と思いました。これは目新しいかも。
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あぁ...個人的には少し苦手な方の蒼井作品かも。 少し捻くれていてユーモアのある蒼井氏が この方向に寄った作品だと何故か少々 苦手なのです。なんだか読んでいてゴチャゴチャ になってきて何がどうなってるのか分からなく なってきてしまうw。 ストーリーが意図せぬ思わぬ方向に転がって...
あぁ...個人的には少し苦手な方の蒼井作品かも。 少し捻くれていてユーモアのある蒼井氏が この方向に寄った作品だと何故か少々 苦手なのです。なんだか読んでいてゴチャゴチャ になってきて何がどうなってるのか分からなく なってきてしまうw。 ストーリーが意図せぬ思わぬ方向に転がって いくのは分かるんですが、そもそものこの バツリストなる存在や、それに協力しようって いう奇特な登場人物達、そして彼等バツリストの アジトとなるお店「×」でのカレーなど... 意味の分かり難いなんかシュールな世界で 気持ち的についていくのが大変w。 そんなトコも含めてこの方の味なんだとは思いますけどね。
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「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。連中を罰したい。 正直、まったく面白くなかったゾ! 蒼井氏に長編は向い...
「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。連中を罰したい。 正直、まったく面白くなかったゾ! 蒼井氏に長編は向いていない気すらします。 ・・・残念。 すでに購入していた『人生相談始めました』を飛ばして 先に最新作である本作に挑んだのに、 面白くないだけじゃなく 『人生~』を読むの、不安になるじゃないのっ! ★×4や5の出来は正直、期待していない。 いや、本心を言えば「手放しで面白いヤツ」を望んではいるが、 言葉で言い表しがたい、微妙な喜びがある著者作品・・・ 今回はそれが皆無だったのはイタいよ。 《2010年12月19日 読了》
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