佳代のキッチン の商品レビュー
佳代さんの作る料理がとてもおいしそうで。 行く先々で出会う人たちの関わりもとても心地よく読めたけど・・・最後の両親の行方にはちょっとがっかり。なんだか救いがないようで、寂しい気持ちが。
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調理車と移動しながら両親を探す佳代。 行く先々でたくさんの人たちと出会う。 最終的に両親とは…。 ご飯もとてもおいしそうだったな。 魚介めし、食べてみたい。
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キッチンカーで調理屋をしながら、行方不明の両親を探す佳代。弟からの情報提供や各地で仕入れた情報を頼りに各地を転々とするんだけど、次こそは両親に関する有力な情報が得られますように!と読んでいて力が入るp(^^)qそれだけに最後は一気に脱力(--;)でも美味しいそうな料理に心暖まる人...
キッチンカーで調理屋をしながら、行方不明の両親を探す佳代。弟からの情報提供や各地で仕入れた情報を頼りに各地を転々とするんだけど、次こそは両親に関する有力な情報が得られますように!と読んでいて力が入るp(^^)qそれだけに最後は一気に脱力(--;)でも美味しいそうな料理に心暖まる人々との出会いは良かった(^^)♪
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両親探しのために始めた調理屋。足跡かつ、名水が湧き出し染み入る各地を、健気と意固地の佳代旋風が通り抜ける。何はともあれ、彼女の作る料理は美味そうだ!。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私の出生地・新井薬師の湧水ではじまる・・・ということで、早速手に取りました。旅&料理をベースに両親探しがテーマ。調理屋の「佳代のキッチン」は全国を旅します。 訪れる土地の湧水とお料理がホットな気分にさせてくれて、触れ合う人々がとても優しい。 新井薬師のユウヤくん、文房具店のカミナガさん。横須賀ケンズダイナーのマスター、米兵のジェイク。京都・宇佐美の麻奈美さん、勝彦さん。松江・水名亭のスミばあちゃん、元仲居さんで調理屋になった家坂さん。押上の幼馴染の鉄男、元大家さんの里中さん。盛岡の美加ちゃん、食楽園の二代目。そして北海道のトラック運転手・釜谷さん、函館のタエさん、タクシードライバー・・・。 1人の女性に手を差し伸べてくれる優しい人たちのステキなストーリーでした。
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お料理ロードムービー! 土地の水、土地の人、土地の料理というパターンを繰り返していよいよ両親と再会か⁈と思ったら、両親には会えず、行方もわからず、でおしまい 両親は常にそばにいたんだ、と これは映画化しそうだなおもしろいな料理もおいしそうだな、と盛り上がってただけに、そういう終...
お料理ロードムービー! 土地の水、土地の人、土地の料理というパターンを繰り返していよいよ両親と再会か⁈と思ったら、両親には会えず、行方もわからず、でおしまい 両親は常にそばにいたんだ、と これは映画化しそうだなおもしろいな料理もおいしそうだな、と盛り上がってただけに、そういう終わり方か〜とちょっと残念 ちょっともやっと
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自分たち姉弟を捨てた両親を捜す旅に出た佳代。両親の軌跡をたどる過程で常人にはない価値観や生き様を知ることになる。許すとか許さないとか,そう言うレベルではなく、「共にある」と言う心持ちになる。時はとがった心やへこんだ心を丸くする触媒なのだろう。良い本でした。
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「いかようにも調理します」・・・客が持ち込んだ食材を美味しい料理にする調理屋さん、佳代のキッチン。 軽ワゴン車の厨房で調理し、移動しながら営業する。 生活も全て車の中。 そんな生活をする訳は・・・ 中学卒業目前に両親が突然いなくなった。 「頼んだよ」の一言を残して。 弟を働きな...
「いかようにも調理します」・・・客が持ち込んだ食材を美味しい料理にする調理屋さん、佳代のキッチン。 軽ワゴン車の厨房で調理し、移動しながら営業する。 生活も全て車の中。 そんな生活をする訳は・・・ 中学卒業目前に両親が突然いなくなった。 「頼んだよ」の一言を残して。 弟を働きながら大学までやり、貯めたお金で両親を探す旅に出ようと、得意の調理でできる移動商売を考えた。 出会う土地、出会う人、出会う時。 支えられ励まされながら両親に少しずつ近づいていく。 家庭料理からアレンジ料理、なんでもこなす佳代のキッチン。 その料理がまた美味しそう!! パスタとラーメンを組み合わせた「ラスタ」 時間が経った寿司を天ぷらにした「すし天」 そして両親と時を超えてめぐり合う「魚介めし」 さまざまな出会いを果たした佳代が選んだ自分の道は・・・!?
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こんな親、こんな子供たち、「ありえない」というのが実感。でも、なんでこんな「前向き」に生きていけるんだ?すごいなあ・・とも実感。「おいしく食べる」といのうは、人の幸福の必須条件なのかな?・・・と食い意地のはってるおばさんは思う。
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連続の原宏一さんの作品です。 両親を探すために、車で移動式のキッチン屋台で生活しながら日本各地を巡るお話。 移動式の屋台だけれども、料理は具材さえ持って来てもらえば何でも作りますという一風変わった趣向のお店。 各地で地域の人たちと交流しながらも、両親の即席が出会った人たちからぽ...
連続の原宏一さんの作品です。 両親を探すために、車で移動式のキッチン屋台で生活しながら日本各地を巡るお話。 移動式の屋台だけれども、料理は具材さえ持って来てもらえば何でも作りますという一風変わった趣向のお店。 各地で地域の人たちと交流しながらも、両親の即席が出会った人たちからぽろっと漏れてくるという場当たりご都合主義のところはもちろんあるんですが、やっぱりここは原宏一さんの描く小説。 出てくる人間みんないいキャラしている。 今回のお話ではあまり癖のある人は出てこない(探している両親が癖のある人なので、敢えてそうしているのかもしれませんが) 佳代が作り出すご飯、美味しそうでお腹が空いてくる。 今回のお話ではあまり社会風刺の色は無く、人間の過去の足跡を辿って行く淡々としたお話なのですが、主人公の佳代と同じく両親への気持ちが不思議と変わって行き、読後にはまあこういう人もいるかもなと思えてしまう不思議。 (ただしヒッピー文化は未だに理解できない部分もありますが) 最終稿に向かうまでのスピード感があまりないため、他の作品と若干見劣りがしてしまうかなぁと思って評価は★3
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