人体実験ノススメ 糖尿病予備軍へのメッセージ の商品レビュー

鎌滝哲也(著者)

2019/01/16

特任教授　鎌滝先生の糖尿病予備軍について書かれた本

本の表紙を見るとまるでコストのかかっていない様子で、なんだかタイトルから怪しい…

しかし、中をみると何とも面白い。

鎌滝先生は薬を分解する酵素であるP-450の研究者として世界的に有名ですが、恐れ多いオーラを感じさせない書き口はエッセイストのそれです。

内容は糖尿病予備軍と診断された鎌滝先生が自らの体を使ってどうしたら糖尿病とうまく付き合っていけるかを、食べ物や日々の過ごし方と血糖値を記録して、どんな生活をすれば健康に生活できるかをユーモアを交えながら書き綴られています。

難しいことを誰にでも理解できるように書かれている(これが一流の証?)ので無理なく糖尿病について、また健康な生活のおくり方(肉体的にも精神的にも)を知ることができます。

2～3ページ一区切りで読めるので無理なく読めます。一区切りごとにある『人体実験の教訓』や『人生の教訓』があり頭の整理ができます。
個人的には『人体実験の教訓』よりも『人生の教訓』の方が好きです。

僕の好きなパートは

夫婦は運命共同体、バイアグラ事件、ジンギスカン料理と血糖値の不思議、食事は和気あいあいと、セックスライフと血糖値、家で測ったときと病院で測ったときの血圧と血糖値　

などです。

糖尿病が気になるあなた、まだ糖尿病には縁のない人、
お父さんにススメ！！