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旅の重さ の商品レビュー

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2024/04/30

「旅の重さ」素九鬼子著、筑摩書房、1972.04.30 215p ¥500 C0093 (2024.04.30読了)(2024.04.28拝借)(1973.01.20/10刷) 52年前に出版された小説です。書かれたのは、1964年ということなので、60年前ということになります。...

「旅の重さ」素九鬼子著、筑摩書房、1972.04.30 215p ¥500 C0093 (2024.04.30読了)(2024.04.28拝借)(1973.01.20/10刷) 52年前に出版された小説です。書かれたのは、1964年ということなので、60年前ということになります。著者は、書き上げた小説を作家・由起しげ子さんに送って読んでもらおうとしたのですが、読んで評価してもらう前に由起さんが、1969年に亡くなってしまいました。遺品の整理を任された『作品』誌の編集長・八木岡英治氏が「旅の重さ」を見つけて著者に連絡を取ろうとしたが果たせぬまま、1972年に出版され、著者と連絡がついた、という。映画化もされています。 この本が、かみさんの本棚にあったのでいつか読もうと思っていたのですが、やっと読めました。 少女が、四国巡礼の旅をする話だと思っていたのですが、違っていました。四国巡礼を装っているけれど、お寺詣りはしていませんでした。 16歳の高校生の少女が、家出をして、新居浜から海岸沿いに宇和島、高知方面へと旅を続けながら、その様子を順次母親に手紙で知らせるという形で進行してゆきます。全編主人公が、母親に出した手紙で綴られている小説です。 ところどころにイラストが入っているのですが、これも著者が書いたものでした。 主人公の少女は、野宿したり、作業小屋のようなところで泊まったりしながら旅を続けています。後半になると、旅の一座と一緒に暮らしたり、高熱を出して倒れているところを助けてくれたおじさんと一緒に暮らしたりしています。 60年前の話なので、お金の単位がだいぶ違いますね。 【目次】(なし) 一~三十 この作品の上梓にあたって  編集部 再販にあたっての作者のあとがき

Posted byブクログ

2023/08/30

昔見た映画の原作小説です。お父さんに宛てた手紙の形式で当時としたは斬新な表現で一気に読んでました。本人が知らなうちに出版されベストセラーになっていたというドラマのようなエピソードも運命を感じてしましました。 映画の主題歌は吉田拓郎の  「今日までそして明日から」  だったと思う。...

昔見た映画の原作小説です。お父さんに宛てた手紙の形式で当時としたは斬新な表現で一気に読んでました。本人が知らなうちに出版されベストセラーになっていたというドラマのようなエピソードも運命を感じてしましました。 映画の主題歌は吉田拓郎の  「今日までそして明日から」  だったと思う。秋吉久美子の初出演映画。

Posted byブクログ