九州産業読本 の商品レビュー

九州経済調査協会【編】

2018/10/14

初版は2007年。九州経済界のシンクタンク九州経済調査協会の創立60周年を記念して出版された。最新情報を加え、2010年10月に出版されたのが本書。ただし、その後改訂版は出ていないようだ。

ものづくり産業（鉄鋼業、化学工業、造船業、半導体産業、自動車産業、食品産業、焼酎産業）、生活サービス産業（大型小売店、コンビニエンスストア、ドラッグストア、外食産業、通信販売業、観光産業、ホテル産業、情報通信業、マスコミ）、ビジネスサービス産業（金融業、物流業、環境産業）という区分けで、九州におけるそれぞれの産業の過去、現在および将来の課題が手際よくまとめてある。

読み物としても読みやすく、これから九州の産業に関わる人（これから就職活動する学生さんとか）には、格好の入門書かもしれない。（ただし少し古いかも）

私も知らないことがたくさんあって勉強になった。
産業ごとにいろいろな人が分担して書いているが、焼酎産業の記事が異様にテンションが高く、読んでいて面白かった。