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U.W.F.戦史(3) の商品レビュー

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2011/05/15

UWFに関する書籍は数多くあるが、リアルタイムで熱狂していた身としては、歴史の復習の意味ではベスト。 これまで出版されてきた選手自叙伝や関連書籍内容を、時系列で改めて理解する事ができる。 選手やフロント各々の人間性についても改めておさらい。 情熱一直線すぎる不器用な前田の苦悩...

UWFに関する書籍は数多くあるが、リアルタイムで熱狂していた身としては、歴史の復習の意味ではベスト。 これまで出版されてきた選手自叙伝や関連書籍内容を、時系列で改めて理解する事ができる。 選手やフロント各々の人間性についても改めておさらい。 情熱一直線すぎる不器用な前田の苦悩。周りの人間が悪い意味でのオトナや、悪い意味での子供の集まりだった事を考えると、分裂は当然の結果か。 高田が信念ゼロの可哀想な子なのは理解できるが、宮戸と安生だけは理解に苦しむほど救いようのないゴミ人間ということを再認識できる。まぁ、藤原、船木らも何だかねー。 高田は、引退少し前から自分の事を「わたし」と言うようになり、ドヤ顔で紳士ぶるのが気に障るが、基本的に最強に頭がワルい流されやすい弱虫さん。今現在、過去を封印して生きている高田は薄っぺらい。 UWFは、リングの外が、人間模様こそが、ガチなプロレスだったんだなぁ。 前田自身も不器用で難しい側面が多分にあるだろうが、人生の後半戦を、胸を張り歩いて行けるのは前田だけか。 600ページ以上あり、読むに時間かかった。様々な選手の今現在の発言があると良かったが、読み終えた時点で、きっとそれは不可能であろうと理解出来る。 故に真実に近い第二次UWFを知るベスト本。

Posted byブクログ