日本の医療 の商品レビュー
この本は図書館で借りて読んだ。はじめはそこまで魅力的な本には見えなかったのだけど、読んでみたら先日読んだ「あったらいいな、こんな義足」で得た知識を補うようなことが書いてあってうれしかった。 「あったらいいな、こんな義足」の方が丸々1冊義足について語られているので、もちろんこち...
この本は図書館で借りて読んだ。はじめはそこまで魅力的な本には見えなかったのだけど、読んでみたら先日読んだ「あったらいいな、こんな義足」で得た知識を補うようなことが書いてあってうれしかった。 「あったらいいな、こんな義足」の方が丸々1冊義足について語られているので、もちろんこちらの方が詳しいのだが「世界にはばたく日本力 日本の医療」では義足を作る企業について見開き1ページ分書かれているところが面白かった。中村ブレイスという島根県にある義肢装具メーカーが紹介されていて、リアリティのある義肢装具を売りにしている。絵本にのっている手の写真を見ると一瞬本物の腕を切り取ったのではないかと思うほどだった。身に着ける人にとってはあからさまに義肢を使っていることがわからなくていいのかもしれない。 その一方で「あったらいいな、こんな義足」では義足を3Dプリンターでデコレーションする人が紹介されていた。本人いわく「義足で歩けるようになったとき僕はうれしかったのに、周りの人にはかわいそうだと言われた。周りの人がうらやましいと思うくらいの義足を作りたかった」らしい。どちらがいいというわけではないが、デコレーションしている義足をつけている人がいたら確かに目がいくし見てみたいと思う気持ちもある。眼鏡のようにもとは医療器具だけど義肢がファッションとして扱われる動きがもっと活発になったらいいのにと思った。
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