魂の会社再建(2) の商品レビュー
涙し、恐怖に震え、心温まり、読後は充実感と幸福感があった。 会社再生に人生をかける、いや、会社再生によって自らの人生も再生させている弁護士さんの自叙伝。 自分も、経営陣の端くれ。仕事にがんばろうと、こころから思う。
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円滑化法の3年間の弁済猶予。 肝心なのは、その3年の間に企業側がどれだけ血を流すか。 「営業利益が少しでも、たとえわずかでも出ているのであれば、その会社は生存している社会的意義があるはず」 「旅館・ホテルであれば、その旅館が存続することで、その旅館に泊まった家族、友人らとのよ...
円滑化法の3年間の弁済猶予。 肝心なのは、その3年の間に企業側がどれだけ血を流すか。 「営業利益が少しでも、たとえわずかでも出ているのであれば、その会社は生存している社会的意義があるはず」 「旅館・ホテルであれば、その旅館が存続することで、その旅館に泊まった家族、友人らとのよき『思い出』が守れる…人間が唯一、天国に持っていけるものは、『思い出』である」 「感情論での反対意見者に対しては、再三顔を見せることで“情”がわいてくる…"フェース・トゥー・フェース”…が大切だ」 (2011.10.22)
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事業再生の第一人者である、村松謙一弁護士の著作です。 資金的に行き詰った会社に対して提示する人情味あふれる再生案。理屈と感情の狭間の中で「形式よりも実態を」と訴えていきます。 村松弁護士の前に立ちはだかるのは金融機関の「行内規定」「金融庁指導」そして…皮肉なことに法律そのも...
事業再生の第一人者である、村松謙一弁護士の著作です。 資金的に行き詰った会社に対して提示する人情味あふれる再生案。理屈と感情の狭間の中で「形式よりも実態を」と訴えていきます。 村松弁護士の前に立ちはだかるのは金融機関の「行内規定」「金融庁指導」そして…皮肉なことに法律そのものです。 NHKの「プロフェッショナル」も拝見しました。また本書の元原稿となった帝国ニュースの連載も拝見していました。 足を使うことをやめると再生はそこで止まります。 「ダメ」「ムリ」と言われてからが勝負です。 改めて事業再生はそこに注ぎ込む情熱がなければ完遂しない、と認識し直しました。 私自身への戒めでもあります。今後も心新たに事業再生に取り組んでいきたいと思います。
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