ジキル博士とハイド氏 の商品レビュー
別の本に、例えとして" ジキルとハイド "と出て来て、なんなんだと感じたのが読むきっかけ。 言葉の裏にはこんな意味があったんだなあと。 作者が『宝島』と同じ方だったということも知らなかった。 ほとんどのページに絵が添えてあるから、読みやすく頭にも入りやすかっ...
別の本に、例えとして" ジキルとハイド "と出て来て、なんなんだと感じたのが読むきっかけ。 言葉の裏にはこんな意味があったんだなあと。 作者が『宝島』と同じ方だったということも知らなかった。 ほとんどのページに絵が添えてあるから、読みやすく頭にも入りやすかった。 ただ重い。寝る前に少しずつ読み進めて、数日かけて読んでいたから、読み終わったあとなんかほっとした笑 このシリーズはどれもこんな重さがある。
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R.L.スティ-ヴンソン(1850-1894) の名作絵本です。ヘンリ-・ジキル博士(善人)が発明した<性格分離薬>は、彼をエドワ-ド・ハイド氏(悪魔)に変身させ、欲望の命ずるまま悪徳の限りを繰り返させるのでした。いずれ善人に戻れなくなることを察したジキル博士は、悔恨の手紙を残し...
R.L.スティ-ヴンソン(1850-1894) の名作絵本です。ヘンリ-・ジキル博士(善人)が発明した<性格分離薬>は、彼をエドワ-ド・ハイド氏(悪魔)に変身させ、欲望の命ずるまま悪徳の限りを繰り返させるのでした。いずれ善人に戻れなくなることを察したジキル博士は、悔恨の手紙を残し自死するのでした。 いちど味を占めた悪の道から逃れることは難しいという、ローマ神話のヤヌス神(双面神)を象徴するような物語です。
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人の内面の考え方が面白かった 話の流れも、おっ!ここでおわり!? ってなったけど、それ以上の必要がないんだなって。
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愛蔵版 世界の名作絵本~弁護士アスタンは長年の友人ジキル氏の遺言に記されている受取人のハイド氏がとんでもない悪人だと知り,忠告するが受け入れられない。国会議員が殴り殺される事件が起きて,ジキル博士の杖が凶器として使われたことを知るが,アジトからハイドは消えており,手掛かりはない。...
愛蔵版 世界の名作絵本~弁護士アスタンは長年の友人ジキル氏の遺言に記されている受取人のハイド氏がとんでもない悪人だと知り,忠告するが受け入れられない。国会議員が殴り殺される事件が起きて,ジキル博士の杖が凶器として使われたことを知るが,アジトからハイドは消えており,手掛かりはない。共通の友人である医師が急死し,ジキル博士の使用人が急を告げて駆けつけた研究室にはハイドの死体と,アスタンに宛てたジキル博士の手紙が残されていた~読んだような気になっていたけど,読んでいないかもね。宝島と同じ作者。二重人格といえばジキルとハイドだよね
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絵が、凄く、良い。 『ジキル&ハイド』という作品自体は勿論有名であるし、 脚本や映像、日本語訳だけ考えたって何パターンも出ているだろうと思うが、 「この話」を「この絵」で「この大きさ」で「演出」したという点が、凄い。 タイトルに「愛蔵版 世界の名作絵本」と銘打たれているように...
絵が、凄く、良い。 『ジキル&ハイド』という作品自体は勿論有名であるし、 脚本や映像、日本語訳だけ考えたって何パターンも出ているだろうと思うが、 「この話」を「この絵」で「この大きさ」で「演出」したという点が、凄い。 タイトルに「愛蔵版 世界の名作絵本」と銘打たれているように、 この本の趣旨は「世界の名作」を「絵本」として「愛蔵」することにあるわけで、 原作との差異がどうとか純粋に文章を楽しみたいとか言う人にはオススメできないが、 絵と物語のコラボをひとつの世界としてぞくぞくわくわくしたいという人には太鼓判。 冬の英国の冷たく湿った空気感や、登場人物の高貴さと俗っぽさが、 シンプルな文章ととんでもない深さを秘めた絵から、 なんというかコクのある月光のように心に射しこんでくる。 鋭利なナイフを持った美しい幽霊のように、 ページからすぅっと気配が立ち昇ってくる。 異空間への旅だ。 カラーの絵も素晴らしいが、章段の合間にすっと挿入されるペン画のたたずまいも絶品。 大人のための、漆黒のエンターティメントだ。
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「二重人格」の代名詞にもなっているあの有名な短編に、フランスのバンド・デシネ作家、リュドヴィック・ドバームが絵をつけて、大人のための重厚な絵本に生まれ変わった。ジキル博士以外の登場人物たちも、何を考えているのかわからないような正面からの像で描かれていて、じっと絵を見ているうちに、...
「二重人格」の代名詞にもなっているあの有名な短編に、フランスのバンド・デシネ作家、リュドヴィック・ドバームが絵をつけて、大人のための重厚な絵本に生まれ変わった。ジキル博士以外の登場人物たちも、何を考えているのかわからないような正面からの像で描かれていて、じっと絵を見ているうちに、得体のしれない存在に変容していくような不安な感じがしてくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
有名な古典を再訳し、ドバーム氏の挿絵をつけて絵本化したもの。 小説は以前に読んだことがあるが、絵本という形で読むのは初めてだった。 一つの体からおそろしく無表情な顔が二つ生えているかのようなぞっとする絵が表紙で、ジキルとハイドという二つの人格を持つ人間の底の知れなさを感じて薄ら寒くなる。 それほどのインパクトを与えるドバーム氏の挿絵が奇怪でまた素晴らしい。 気味の悪さが後を引く一冊に仕上がっていると思う。
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