疾走れ、撃て!(5) の商品レビュー
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どこのキューティハニーですか。な終盤。 きっと猫耳仙人が背後にいるに違いない、と思わせる展開であった。 この作者だからありえない話ではなかろう。 まあ、趣味に走った巻でした。
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『あそびにいくヨ!』の作者が平行して手掛けるシリーズ第5巻。 裏表紙のあらすじによると「軍隊青春ラブコメ」 突如出現し人類を襲いだした謎の人型生物ダイダラ。 人類は魔導士官を核とする軍隊で、この脅威に立ち向かう。 主人公は入隊早々に魔導士官の「杖」と見込まれ、学生小隊...
『あそびにいくヨ!』の作者が平行して手掛けるシリーズ第5巻。 裏表紙のあらすじによると「軍隊青春ラブコメ」 突如出現し人類を襲いだした謎の人型生物ダイダラ。 人類は魔導士官を核とする軍隊で、この脅威に立ち向かう。 主人公は入隊早々に魔導士官の「杖」と見込まれ、学生小隊を任されるのだが… 無骨な部隊生活と魔法やラブコメを上手く融合させた好シリーズ。 作者お得意のミリタリ描写や、合間合間に語られる脇役の人間模様が作品にリアリティを与えてる。 シリーズ通しての評価は★★★★☆ 今巻では新キャラの整備兵と、新型の特殊戦車が登場。 主人公達の部隊も訓練兵の立場から正式な実戦部隊へと昇格する。 敵のダイダラにも変化があった。 以前から匂わす描写はあったが、今巻でははっきりと知恵があることや目的をもって行動している様子が描かれている。 ストーリー展開上で必要なことなのだろうが、少し残念。これまでのダイダラには黙々と人を襲ってくる原始的な怖さがあった。しかし知恵を付けたことで、戦闘上での脅威は増したが、ホラー要素がだいぶ薄れてしまった気がする。 裏(上層部)では何か大きな動きがあるよ的なことを匂わせてはいるが、相変わらず具体的なことは何も明かされないまま。 新型戦車にはどんな隠し機能があるのかワクワクしていたのに、クライマックスシーンでがっかり。今まではラノベ的にぎりぎり『ミリタリー』や『SF』に分類できていたのが、ただのご都合主義なヒーロー物に落ちてしまった気がする。 恒例のサービスシーンや恋のさや当ても、かなり控えめ。 否定意見ばかりになってしまったが、それでも「読める」作品だと思う。 オープニングや合間合間に挟まれた名も無き兵士達の戦闘シーンは、相変わらず無慈悲で、腐臭にまみれている。 個人的にお気に入りキャラの五巳さんにスポットが当たったのも嬉しい。 好きなシリーズなので今回は繋ぎの回と割り切り、次巻に期待したい。
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