マキャベリの名言 の商品レビュー
訳者の名調子に一喜一憂せよ
本書中、「カストルッチョ・カストラカーニ編」が白眉だった。そのあまりにも良質でとろけそうな小説的名調子に、思わずほろりとくるはずだ。飽くまで超訳なので、原文に拘りのない人向けといえる。 原文に忠実な直訳を好むか、自由闊達な超訳を楽しむか。 直訳文に堅苦しさを感じる向きには最適...
本書中、「カストルッチョ・カストラカーニ編」が白眉だった。そのあまりにも良質でとろけそうな小説的名調子に、思わずほろりとくるはずだ。飽くまで超訳なので、原文に拘りのない人向けといえる。 原文に忠実な直訳を好むか、自由闊達な超訳を楽しむか。 直訳文に堅苦しさを感じる向きには最適。訳者が演じる曲線の旋律に酔い痴れるのも一興だ。
聖熟女☆ミ
ページ毎のメッセージが明確で読みやすい。僕みたいな初心者にはうってつけですね。 内容は軍事に偏ってる気はしますが、力がないと世を収められないのは常なのでしょうね。
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・柔らかな考え方の大切さ ・歴史は繰り返す ・自分の実力を正確に理解せよ ・恵まれすぎた環境は兵士を弱くする
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君主論が無かったので代わりに読みました。 分厚い本ですが、文字は大きいし文章少ないので軽く読めます。
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[図書館] 立ち読み:2011/3/3 「よいこの君主論」の方が好き。 部分だけ抽出すると何でもそれっぽく聞こえるから、箴言てやつぁ…。
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本日の一冊は、史上もっとも有名な政治哲学者で、名著『君主論』 を残したマキャベリによる名言集。 ※参考:『君主論』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122040124/businessbookm-22/ref=nosim ま...
本日の一冊は、史上もっとも有名な政治哲学者で、名著『君主論』 を残したマキャベリによる名言集。 ※参考:『君主論』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122040124/businessbookm-22/ref=nosim まとめたのは、イタリアで建築の専門家、ジャーナリストとして活 躍中の矢島みゆきさんです。 内容的には、「君主論」「フランチェスコ・ヴェットリへの手紙」 「政略論」「カストルッチョ・カストラカーニの生涯」「戦術論」 「フィレンツェ史」のなかから、人生やマネジメントで使えそうな 言葉をまとめたもので、現在ベストセラーとなっている『超訳 ニ ーチェの言葉』に似た体裁で、デザインされています。 新しいものは、今の現実と古典とをつきあわせたところに生まれて くる。ともかく現在に生きよ。過去の豊かさから学ぶことを忘れずに 軍事の実務に精通していない君主は不幸である。自分の部下達にも 尊敬されないばかりか、そのために引いては君主自身も部下を信頼 できない状態に陥ることになる 貧乏になって見くびられたり、金銭に対してどん欲に陥って人の恨 みをかったりしないためにも、けちであるとか、残酷であるといっ た評判を気にかけてはならないのである 君主が自分の財産を使う場合には、注意して浪費をしないようにす べきである。しかし、臣民の金を使う、あるいは他人の金を使う場 合には、鷹揚に気前よくすべきである 単にもとの国に満足していなかったからということで新しい君主の 側についたのであれば、それは新しい君主にとっても満足させがた い点においては、同様である。そうした臣民は重たい荷物でしかな い。逆にもとの国に満足していた臣民を味方につけるほうが、何か と有用である 君主は実力のある者を大切にするということを公言する必要がある 傭兵は野心的であるが、規律がなく、信義に欠ける 貧しく生まれたので、喜びより先に困難について学んだ 実りの少ない不毛の土地である場合に、人は懸命に働かざるを得ず、 したがって怠惰に流れることもなく、仲良く力を合わせて行動しよ うとする 新しく国家を建設しようとする者は、その国家をローマのように無 限に大きいものとしていくべきなのか、あるいは狭い国土の中にコ ンパクトに収まるものにしていくべきかを熟考する必要がある 国家にとって、敬神の念がおろそかにされることは国の破滅が近い ことの予兆 一人の人物の徳にのみ依存して成立している国家はあまり長く続かない 一国の制度の内容を新たに変更しようとする時には、外見はそれま でと同様に保つべきである。一般に、人々は外見に心を奪われるこ とが多いからである 武器を用いるのではなく、飢えを使って敵に勝つのが良い 人間、武器、現金、パン。これらのいずれもが戦争の鍵となる。こ れら四つの要素の中で、最初のふたつが、より重要である。なぜな ら、人は現金とパンを見つけることはできるが、パンと現金は兵士 や武器を見つけることはできないからだ I 君主論 II フランチェスコ・ヴェットリへの手紙 III 政略論 IV カストルッチョ・カストラカーニの生涯 V 戦術論 VI フィレンツェ史
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