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経済成長 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2012/10/16

経済成長理論のトピックを簡潔な言葉で説明している。特に難しい数式などを使用しているわけではない。院進学を希望する学部生などが読んで、経済成長理論を専門に研究したいかどうか悩んでいるときに読むといいだろう。いずれにせよ幅広いトピックを扱っているので、ある程度経済学を勉強してきた方な...

経済成長理論のトピックを簡潔な言葉で説明している。特に難しい数式などを使用しているわけではない。院進学を希望する学部生などが読んで、経済成長理論を専門に研究したいかどうか悩んでいるときに読むといいだろう。いずれにせよ幅広いトピックを扱っているので、ある程度経済学を勉強してきた方ならばきっと理解できると思う。

Posted byブクログ

2012/09/03

訳がかなり残念で、読んでいてストレスを感じる。 ただ、書いてある内容は、成長に関する議論をほとんど網羅してあって非常に良い。

Posted byブクログ

2011/09/03

マクロ経済学における「経済成長」の分野を全17章にわたってモデル分析から数量比較などを通し分析していく学部3〜4年向きの図書です。ソローの生産関数を用いた成長モデルを導入にし物的資本、人的資本、生産性、効率、技術ごとに成長率を分析しているのは丁寧でよかったです。先進国であり、とも...

マクロ経済学における「経済成長」の分野を全17章にわたってモデル分析から数量比較などを通し分析していく学部3〜4年向きの図書です。ソローの生産関数を用いた成長モデルを導入にし物的資本、人的資本、生産性、効率、技術ごとに成長率を分析しているのは丁寧でよかったです。先進国であり、ともに技術水準の高いドイツ、アメリカ、日本をモデル分析して日本は特定の産業の効率性が悪いという分析結果もなかなか考えさせられます。決して物語で論理がなりたつ経済学ではなくモデルと計量によって成り立つという意味で最近の「理系ブーム」にもいい図書なのでは?古典派のマルサスのモデルの棄却とそれでもなおマルサスモデルが応用されていることの説明も豊富にあり、興味深かったです。なかでも経済成長と天然資源の有無は正の相関こそあれ、少々ばらつきがあり天然資源は経済成長の必須でも十分でもないというのは面食らいました。スイスや日本やベルギーは高い一人あたりGDPを持っていますが、中国ロシアインドナイジェリアは成長率こそ高いけれど依然GDPでは低水準です。日本の資源のなさを憂う意見をしばしば聞きますがそういい話ばかりでもないというのもこの図書から学びました。モデルや数量的考察は経済学の得意とする分野ですが、文化や政治といった計量しにくいものまで経済成長との関係を調べようと取り組む本著は非常に珍しいが、しかしまだ「社会的遂行力」や「幸福度」や「信頼度」といったものはとりあえず指数化してみたもののまだまだ模索の段階であり、せいぜいそれでわかるのは相関ぐらいだろう。それ以外は概ね満足。500pを優に超える図書だが、モデルのくどい解説だけでなく具体的事例やコラムなども定期的に挿入し読み手の興が削がれるのを軽減している。マクロ経済の教科書を買い、ソローモデルのみを学びわかった気になるぐらいなら本著を買い自身の広辞苑とするほうが効率的であろう。値段も4000円でこのレベルの学習図書としては安いほう。

Posted byブクログ