人生に失敗する18の錯覚 の商品レビュー
行動経済学。これまで読んできたものにあった知識が多かったけど、明確に、わかりやすく説明されていた。一つ上のランクな感じ。
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■思いこみ 1.群衆心理の罠:みなと同じ行動を取ってしまう群衆心理に陥ると、自分の誤りに気づかなくなる。 2.情報の罠:同じ事件のニュースを繰り返し聞かされると、その事件の印象が強くなり、同じ様な事件がいつも起きているように感じてしまう。 3.埋没費用の罠:プロジェクトの継続可否...
■思いこみ 1.群衆心理の罠:みなと同じ行動を取ってしまう群衆心理に陥ると、自分の誤りに気づかなくなる。 2.情報の罠:同じ事件のニュースを繰り返し聞かされると、その事件の印象が強くなり、同じ様な事件がいつも起きているように感じてしまう。 3.埋没費用の罠:プロジェクトの継続可否を判断する時など、「埋没費用」を引き合いに出し、それが無駄になるからといって事業の継続を決定し、損失を拡大させてしまう。 4.時間割引率の罠:「時間割引率」とは、「待つ事の嫌さ」の程度を示す経済学の用語。この時間割引率が高い人、つまり目先の快楽を我慢できない人は、時間割引率が低い人よりも、人生において成功する確率が低い。
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人生に失敗をもたらす「錯覚」の数々を解説する。具体例が多く、また行動心理学に基づく実験例が随所に折り込まれており、最後まで楽しく読めます。 勝者の罠 群衆真理の罠 情報の罠 損失回避の罠 時間割引率の罠など、18に分かれています。
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●人は過去の出来事から都合のよい部分を取り出し、他人との比較を身勝手に行い、自分の将来について自己本位の想像をめぐらすことが得意なのです。 ●報酬の減額は、同額の報酬を得た場合の満足感の約2.5倍の落胆を与える。 ●勘違いから生まれた自信過剰は、あらゆる失敗の引き金になる。 ●皆...
●人は過去の出来事から都合のよい部分を取り出し、他人との比較を身勝手に行い、自分の将来について自己本位の想像をめぐらすことが得意なのです。 ●報酬の減額は、同額の報酬を得た場合の満足感の約2.5倍の落胆を与える。 ●勘違いから生まれた自信過剰は、あらゆる失敗の引き金になる。 ●皆と同じことをやっていれば、正しい選択をしているかのように勘違いしてしまう。 ●実質賃金が増えて喜ぶべきデフレ時代に気が滅入り、実質賃金が目減りして苦しいはずのインフレ時代が楽しい消費の時代だったと回想するのは矛盾多き行動や考え方。 ●「損失回避」の心のメカニズムが、報酬の最大化という本来の目的を邪魔する。 ●アメリカはnice try 社会で、日本はDon't mind 社会。 ●「自己起因バイアス」-他人に対して、冷静に厳しい評価をくだす人でも、自分のことになると、成功すれば自分に能力があったと感じ、失敗すれば運が悪かったと考える。 ●「自己奉仕的バイアス」-自分自身の自尊心を守るために、自分はバカではないと言い聞かせるために、前もって言い訳を考え、それを宣伝する。 ●これまでに使ったお金は、現在の意思決定に影響を与えるべきではない。 ●好きなことを求めて夢を追うことはすばらしいことですが、やり抜く覚悟がないと、それは単なる現実逃避の暴走につながりかねない。 ●目先の快楽を我慢できる人間は、将来、何事においても成功する確率が高い。 ●「アンカリング効果」-船が錨を下ろすと、とも綱の範囲しか動けなくなることからくる喩えで、最初に提示された言葉や数字に意思決定が影響を受ける。 ●効率的市場で一番良い投資の方法は、株価指数を長期間持ち続けることだけ。 ●われわれは、かなり注意を払わないと、権威や専門家の前にすぐにひざまずいてしまう。 ●あらかじめある状態にセットさせられた人間は、自ら合理的に冷静に振舞っているようでも、大いにその状態の影響を受ける。 ●誰もが、絶対的な幸福の尺度を持っているわけではなく、今の状況より良くなればその瞬間だけ幸福感が増すと考えたほうがよい。 ●参照基準点の操作によって、より劣悪な状況の人の生活を思い描き、今の状況を必要以上に悲観しないようにすることが重要。 ●利他的な人に比べ、自己中心的な人は幸福度が低い。自分中心なこうどうで効率よく得をしているようでも、実際には、大事なものをなくしている。
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投資家の人にこそ読んでほしい。 またネット依存の人とか非リア充で今にもおかしな犯罪を起こしそうな人にも読んでほしい。 結局メディアに翻弄されて方向が違っている人には参考になる内容が多い。
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