僕と彼女とギャルゲーな戦い の商品レビュー
ああ、何気なく手に取ってる創作物って、こうやって作られてるんだ。と感動する話でした。 締め切りがあり、どこかで妥協しなければならない時が来る。 プロとして、創作者として、どう折り合いをつけていくか。 大学生の主人公は、突然ゲームのメインシナリオライターとなってしまう。 私だったら...
ああ、何気なく手に取ってる創作物って、こうやって作られてるんだ。と感動する話でした。 締め切りがあり、どこかで妥協しなければならない時が来る。 プロとして、創作者として、どう折り合いをつけていくか。 大学生の主人公は、突然ゲームのメインシナリオライターとなってしまう。 私だったらすぐ逃げ出してしまうだろう。
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古本屋で安かったので衝動買いした作品。 突如ギャルゲーのシナリオライターとして現場入りした大学生のお話。※ちなみにギャルゲーはやったことありません。 序盤の展開は単純で目新しさが感じなかったのですが、終盤のクライマックスの場面、締め切りに間に合わない問題に直面し、主人公は...
古本屋で安かったので衝動買いした作品。 突如ギャルゲーのシナリオライターとして現場入りした大学生のお話。※ちなみにギャルゲーはやったことありません。 序盤の展開は単純で目新しさが感じなかったのですが、終盤のクライマックスの場面、締め切りに間に合わない問題に直面し、主人公はとある決断をするのですが物語を作る身として自分に置き換えて考えてしまいました。 全力を尽くしたい反面、仕事としての建前、理想と現実の壁に揺れ動く感情。 どちらが正解だったのだろうか?読破後も余韻をとても感じさせられる良作品です。
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あーこれはイイ! 感動したあ。 小説家になる夢を諦め、かといって就職もうまくいかない大学生の主人公が高校時代の憧れの先輩に頼まれてギャルゲーを作ることになるという、いかにもラノベっぽい物語。 でもここにはホンモノの創作の、しかも商業創作の苦しみと熱と想いが籠もっている。 その...
あーこれはイイ! 感動したあ。 小説家になる夢を諦め、かといって就職もうまくいかない大学生の主人公が高校時代の憧れの先輩に頼まれてギャルゲーを作ることになるという、いかにもラノベっぽい物語。 でもここにはホンモノの創作の、しかも商業創作の苦しみと熱と想いが籠もっている。 その想いの強さに泣きたくなる。 いや、イイ話だなあ。 ゲーム制作は予定通りいかないトラブルの連続で、それでもより面白くしようと頑張るしかなくて、そんな登場人物たちの姿にある種の憧れと羨ましさと郷愁を感じた。 多分自分の中にこういう世界への憧れがあるんだ。 個人的ハイライトはラスト近く、どうしようもないトラブルに仕事を投げ出した主人公に同僚が怒鳴り込んでくる場面。 「負け戦だと思っても、少しでも面白くなるように全力尽くすんだ。ムリだと分かってても最後の一分一秒まで戦うんだよ!」にはグッと来た。 「お前の居場所はもうあの会社にはねえ。でもな、センはお前が逃げた後も1人で戦っている。まだお前を待っている。お前がメインライターだって言い張ってるんだよ」 これは泣ける。 誰かに信頼され待ってもらっているということのどれほど嬉しいことか。 ましてやそれが憧れの先輩なら、それで力が出なかったら、それはもう男じゃないでしょう。 この物語には決してミラクルでハッピィな展開があるわけではないけれど、これほど心が震える物語は久しぶり。 うん、面白かったあ。
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終盤の50ページ、登場人物の感情がぶつかり合うところでボロボロに泣いてしまった。書いてある通りの悔しさを味わって、それでも踏み留まってるつもりの人間の端くれとして。ズルいよこんなん。 読み始めはとにかくネガティブな主人公が苦手で、そういう性格だけならともかく後ろ向きな心情描写が執...
終盤の50ページ、登場人物の感情がぶつかり合うところでボロボロに泣いてしまった。書いてある通りの悔しさを味わって、それでも踏み留まってるつもりの人間の端くれとして。ズルいよこんなん。 読み始めはとにかくネガティブな主人公が苦手で、そういう性格だけならともかく後ろ向きな心情描写が執拗に続いたので「コイツ腹立つわー……」とクッション殴りながら読んでたけど、読み終わる頃にはそれも自分なりに受け入れられてた。最後の章で会社に呼ばれたときのマイナス思考には「まーたそういう事考えて(笑」って、友達みたいな感じで接することが出来てたし、実際口にしてた。だから前半☆2つ、ラストスパートで☆6つ、合わせて割って☆4つ。 しかし一つだけ言わせてくれ……今まで小説を書いていた経験があるとはいえ、初めて書いた一日のテキスト容量が70kbってお前一生食っていけるよ。バケモンだよ!
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就職氷河期真っ只中の冴えない大学4年生の主人公・イチくん。ひょんなことから高校時代の文芸部の先輩に誘われてギャルゲー作りをすることに。ギャルゲーなんてやったこともない私には未知の世界すぎて、先が気になって一気に読んでしまいました。なるほどゲームはこうやって作っているのかと学ぶ一方...
就職氷河期真っ只中の冴えない大学4年生の主人公・イチくん。ひょんなことから高校時代の文芸部の先輩に誘われてギャルゲー作りをすることに。ギャルゲーなんてやったこともない私には未知の世界すぎて、先が気になって一気に読んでしまいました。なるほどゲームはこうやって作っているのかと学ぶ一方、締め切りやらハプニングやらでハラハラドキドキ。「きっと最後はハッピーエンド」と頭ではわかっていてもハプニングへの対処の仕方がどんなものなのかもわからない素人の私はは主人公と一緒にハラハラしていました。 先輩の真っ直ぐさが好きです。現代社会であそこまで自分の仕事に一生懸命で誇りを持ってる人ってあんまりいないと思います。物語だからこそかもしれませんが、そういう人がいたら自然と応援したくなっちゃう...そんな気持ちで読みました。 h25.10.20
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何かを作る事について、 商業とそうでないモノの境目、 自分の価値感、自分自身の価値、 そういった事が綺麗にパッケージングされた作品でした。 多分現実は、ここから萌え要素や泣ける要素を差し引いた感じ。 つまり現実。 でも現実にこういう環境にある人間がいるかもしれない、 それがひょっとしたら自分かもしれないというファンタジーを抱かせてくれる内容です。 作風、ライトなんだよなあ。。 もうちょっとドロドロな感じのを読みたいです。 この著者の根底にある、人間を肯定する力自体はすごく好きなので。
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ひょんなことから、小さなゲーム開発会社のシナリオライターを引き受ける事になった主人公。 作るのはなんと、ギャルゲー。 デスマーチ、土壇場でひっくり返る要求や締め切りなど、開発ラインによくある(らしい)話を盛り込んでいる。 工学系の人間やゲーム好きな人間には非常に面白い話なのだが...
ひょんなことから、小さなゲーム開発会社のシナリオライターを引き受ける事になった主人公。 作るのはなんと、ギャルゲー。 デスマーチ、土壇場でひっくり返る要求や締め切りなど、開発ラインによくある(らしい)話を盛り込んでいる。 工学系の人間やゲーム好きな人間には非常に面白い話なのだが、果たしてそれ以外の人は楽しめるんだろうか・・・? 軽いノリで一喜一憂でき、息抜きに良い。 が、よく考えてみると意外にシビアな現実の社会を描写しており、就職前の学生が読んでみてもいいのかもしれない。
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メディアワークス文庫は、不思議系上司、ビブリア古書堂、と読んできたけど、また少し年上の黒髪ロングがヒロインの作品だった(性格は前読んだ2作と違うけど)。 それにしても、修羅場きすぎ。ブラック企業ではなさそうだけど、なれる!SEよりきつそう。 後、隠しルートは後からアップデートとか...
メディアワークス文庫は、不思議系上司、ビブリア古書堂、と読んできたけど、また少し年上の黒髪ロングがヒロインの作品だった(性格は前読んだ2作と違うけど)。 それにしても、修羅場きすぎ。ブラック企業ではなさそうだけど、なれる!SEよりきつそう。 後、隠しルートは後からアップデートとかで、追加できないもんなのだろうか。コンシューマーだと難しい? どちらにしろ、声優の都合という問題があるか。ゲーム制作には詳しくないからよく分からないけども。
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ギャルゲーな話かと思ったら、ギャルゲー作る話だった。全体的に平凡で、面白みがない。キャラが薄くて、プロットの流れも想定内すぎる。一応最後まで読めたので3。 現役のシナリオライターがゲーム会社の様子を描いた話だというけれど、就活セミナーのロールプレイじゃないんだし、変にリアルにせずもう少しファンタジー要素を入れるべきではないかと思った。でないならでないで、もっとリアルに走って露骨にいやらしい部分を書ききるべきだと思う。 話のスケールも、小さなソフトハウスでの1本のギャルゲー開発が軸なので、どうしてもスケールが小さい。話のスケールが小さいなら小さいなりに、人物造形の面白さで補ってほしかった。主人公のキャラが薄すぎるのも問題。欠点と長所をもっと描いて欲しかった。 ゲームを作る理由について、登場人物は皆異口同音に「『面白い』と言われるのが楽しいから」という理由だけで進んでいるが、もう少し確固たるモチベーションがあって良かったのでは? と思った。 ただ、主人公は先輩(女)に憧れていて、実は先輩も主人公に憧れていたことが解るシーンは良かったと思う。
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約60社の入社試験に落ちた. 目指していた小説家も賞に応募しても掠りもしない. 大学生活の4年間で現実の壁に打ちのめされていたイチくんの元に 高校時代の先輩がやってきて そのまま怪しげなビルへ連れ込まれた. どんな宗教だろうと先輩をすく出してみせる! そう意気込んでいたが,その連れてこられた場所というのが ギャルゲーを制作している会社だった. というわけで,突如としてギャルゲーのシナリオライター(サブ)になったイチくんが やっぱり現実に打ちのめされながら頑張る話. そこそこ面白かったよ.
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