世界とつながるビジネス の商品レビュー
論文調だからかもしれないが読み物として面白くなかったかな。 後半流し読み。 貧困層をターゲットにするビジネス。いわゆる薄利多売というビジネススタイルの話。その国が抱えている問題に(インフラも含め)投資すれば、いいよという本。
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BOPビジネスの手引書。ケースはあまり読んでいない。 貧困層に焦点を当て、制約やそれを乗り越えるための戦略は多いに参考になった。 ①BOPビジネスは、貧困層にとって、選択肢を増やすチャンスである。 アマルティア・セン「貧困は多面的だが、その核心は機会の不足だ。」 ②BOPビジ...
BOPビジネスの手引書。ケースはあまり読んでいない。 貧困層に焦点を当て、制約やそれを乗り越えるための戦略は多いに参考になった。 ①BOPビジネスは、貧困層にとって、選択肢を増やすチャンスである。 アマルティア・セン「貧困は多面的だが、その核心は機会の不足だ。」 ②BOPビジネスの制約は、(1)市場情報の不足、(2)規制環境の不備、(3)物的インフラの未整備、(4)知識とスキルの不足、(5)金融サービスの不足の5つ。 ③上記の制約を克服する戦略として、(1)製品やビジネスプロセスを適応させる、(2)市場の制約を取り除くために投資、(3)貧困層の強みを活かす、(4)他のアクターの能力や資源を組み合わせ、(5)政府と政策対話を行うの5つ。
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なにか足りないところには、ニーズがあり、ニーズはビジネスになる。なら、途上国、特に貧困層を対象にしたビジネスには無限の可能性がある。途上国といえば"援助"とか"支援"という言葉が思いつくがそうではなく"ビジネス"として社...
なにか足りないところには、ニーズがあり、ニーズはビジネスになる。なら、途上国、特に貧困層を対象にしたビジネスには無限の可能性がある。途上国といえば"援助"とか"支援"という言葉が思いつくがそうではなく"ビジネス"として社会を変えていく。途上国に必要なのは援助や支援ではなく、ともに問題を解決していくこと、貧困問題解決に貧困層の人たちに協力してもらうこと。それにより、知識、技術、お金を人々に提供できる。貧困とは、機会と能力の圧倒的な欠如。ならば、機会と知識、技術を貧困層に提供できれば、彼らの可能性は飛躍的に広がる。本書では、バングラデシュで有名なマイクロファイナンスであったり、途上国での携帯電話ビジネスなどが紹介されている。マイクロファイナンスは1970年代からバングラデシュのグラミン銀行が運営を開始していた。マイクロファイナンスにより貧困層の特に女性たちに資金を融資して、ビジネスを展開する。そのことにより、機会を提供して、国内に広く広まった多くのネットワークをいかし融資を受けた人たち知識や技術支援などをしている。この世界で圧倒的な人々の多くは途上国に暮らし、そのなかには安全な水さえも得られない人たちがいる。もし、そのような人たちに機会を提供しともに問題解決へのビジネスに取り組めたら、この世界はいまよりさらに豊かで幸せになるかもしれない。
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これまでの発展途上国においてのビジネスをこれまでの事例を交えながら、それをやる価値と可能性についてわかりやすく書かれていました。 日本の当り前はそういった国では当り前ではないでしょうし。 ただ1日所得2ドル以下の人は世界の2/3いて、 それを全部足すと日本の経済規模にも発展す...
これまでの発展途上国においてのビジネスをこれまでの事例を交えながら、それをやる価値と可能性についてわかりやすく書かれていました。 日本の当り前はそういった国では当り前ではないでしょうし。 ただ1日所得2ドル以下の人は世界の2/3いて、 それを全部足すと日本の経済規模にも発展する。 そういったところでやることでこれからの可能性も見える。 その中でかなりのやりがいを感じれるのではと読んでいて感じました。 一回読んでてもいいかも。
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【出会い】 事例が豊富であり、インフラサービスのような話もあるようなので、参考に。 【概要】 Inclusive Businessの概要と制約要因・戦略、事例の概説。 【感想】 多くの事例をベースにしているので、ある程度具体性があり飲み込みやすい。 大まかなモデルタイプ化はで...
【出会い】 事例が豊富であり、インフラサービスのような話もあるようなので、参考に。 【概要】 Inclusive Businessの概要と制約要因・戦略、事例の概説。 【感想】 多くの事例をベースにしているので、ある程度具体性があり飲み込みやすい。 大まかなモデルタイプ化はできるようだ。 水や電気というインフラサービスを担っているものもあることに注目。
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@eijipress 出版の「世界とつながるビジネス」。UNDPの報告書の出版なんだけど、カラーの写真/図表がきれいで読みやすい。BOP事業をやりたい人は必読、興味ある人も、そこまで有名じゃないケースも紹介されているので読んでみると新しい発見がありそう。 「貧しい地域が貧しい...
@eijipress 出版の「世界とつながるビジネス」。UNDPの報告書の出版なんだけど、カラーの写真/図表がきれいで読みやすい。BOP事業をやりたい人は必読、興味ある人も、そこまで有名じゃないケースも紹介されているので読んでみると新しい発見がありそう。 「貧しい地域が貧しいままなのは、市場が機能する条件が整っていないからである。」という。これは一面で、それだけにしか原因を見出さないのはちょっと市場主義過ぎると思う。それでもビジネスで解決できる問題もあるのは確かだろうし、面白そうだ。 BOP市場の制約 1市場情報の不足 2規制環境の不備 3物的インフラの未整備 4知識とスキルの不足 5金融サービスの不足 とBOPの戦略 1製品とビジネスプロセスを順応させる 2市場の制約を取り除くために投資する 3貧困層の強みを活かす 4他のアクターの資源と能力を組み合わせる 5政府と政策対話を行う をかけあわせたマトリクスはBOP事業を立案していく上で参考になりそうだ。 また、フランチャイズ方式の流通、金融サービスとの組み合わせ、携帯電話の活用というのは規模を拡大する際の参考になりそうです。改めて、途上国から次の時代のイノベーションが生まれてきそうだという胎動を感じた。 「成功の鍵は、『つながり』を作ることだ。ただお金を与えて
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