もののけ物語 の商品レビュー

加門七海【著】

2012/01/30

こちらは少し古いですが、加門さんの日記に近いエッセイ？です。
人が物を選ぶではなく、物が人を選ぶといったお話しが大変興味深くコメディチックに書かれているので思わず笑ってしまいました。

2011/12/06

3部構成で、もののけ物語：人形や骨董、絵などとの因縁話、怪談徒然日記：いろんなものが視えちゃうちょっかいだしてきちゃう非日常的な日常日記、ほんとだよ：不思議で怖いのに笑っちゃうお話。

視えるってやっぱり楽しそうだなあ。

物が持ち主を選ぶとか運搬役をやらされるとか言うのは石の世界では普通のことですね。絵とか骨董ともなると気に入られるのがいいのか悪いのか。。。（お値段的にも・・・ｗ

無断で写真撮ると怒られるのは経験したのでよく分かります。怒られたのは私ではないですけどねｗ

アヌビスさまはもう養子に行っちゃったのかな、会ってみたいな。

東京の某3つの区が三尾のキツネさんの縄張りなんですか？どこだろう？キツネさまといえば王子が思い浮かぶので北区？あとは？

徒然日記は、加門さんのつっこみが面白いです。毎日だといやだけど一週間に一回、いや月に一回くらいなら楽しいかな。どのぐらいの頻度なんだろう？

ほんとだよは日本の不思議。御輿の話とか一反木綿とか河童の前世とか・・・楽しい話がいっぱい。でも、洞窟は怖いです。大分の怖かった場所思い出しちゃいました。

2011/10/08

りっぱに物語然としていたので、エッセイと驚いたのは読み終わる頃だった。
面白い。
きっと作者は人の何十倍も感受性が豊かなんだろう…
怖いけど、ちょっと羨ましい。

2011/09/23

骨董が出てくる「もののけ物語」の部分が好き。
古いから不思議なことがおきても、それがいわくつきって感じで余計に骨董品の魅力を感じる。私などは骨董等の造詣が深くはないが、著者はいろんな、考古学や民俗学とか、そういったディープな世界の知識を持ってして骨董品を語るから想像しやすく魅力もよく伝わった。

他に収録されている「怪談徒然日記」や「ほんとだよ」はオカルト色がより濃くて、でも日常化しているサラッとした書き方が、読みやすくもあるが時折無償に恐くもなった。見える人っているんだなァと信じてしまう。

2011/09/05

怖い日記&民俗学フィールドワークの記録、という感じです。
物の話は面白い。
怪談徒然日記はしみじみ怖い。

2013/07/08

偶然本屋さんでこの本の背表紙が目に入って、気になって開いてみたら、すごく面白そう…！！という事で購入。

基本ホラーは大の苦手で絶対手を出さないジャンルですが、これはホラーもちょっとあるけど、不思議な話が主で、読んでいてとても興味深い内容でした！……個人的に２部の話は怖くて電車の中でしか読めませんでしたが…＾＾；

今は「断捨離」とか言われてますが、物との出会いの不思議や縁あって出会った物を大切にしようと思える本です。そして無性に骨董市とかに行きたくなる（笑）

ホラーは苦手だけど、この作者さんの文章はとても読みやすくてな内容も面白いので、他の本も読んでみたい！と思えました＾＾

…しかし私もこの本と不思議な出会い方をしたものだなぁ…と（笑）

2011/06/11

http://kumaniac.blog99.fc2.com/blog-entry-455.html

2011/05/27

これは面白い！
読んでいて背筋がゾクゾクするようなおっかない話もあるんだけど、加門さんの突っ込みのおかげで恐怖感も薄れて、単純に楽しめます。
どこまでが事実でどこからが虚構なのか、後書きには“実話怪談”とあるけれど、私のように霊感の無い人間には全部あり得ない話ばかり。
『もののけ物語』『怪談徒然日記』『ほんとだよ』の三部に分かれていますが、『もののけ物語』が一番好き。
でも、『ほんとだよ』の最後の前世の話は大笑い。

2011/01/07

加門さんの怪談は昔から好きだったのですが、この本はユーモアも、ゾッとする話も満載で楽しめました。
怪談徒然日記は怖いのに、加門さんのツッコミが面白過ぎる。

2011/08/06

書店で表紙を見て「招き猫、かわいい！」と思って買ったんだが、今見ると”かわいい系”ではないなあ。モノにまつわる不思議『もののけ物語』、加門七海の日常（？）『怪談徒然日記』、日本全国不思議な話『ほんとだよ』の三部構成。『もののけ物語』と『ほんとだよ』だけだったら、気のせいだろ、とか、思い過ごしじゃないのか、とか、へーそりゃ不思議だね、とか、ちょっと引いた反応しかできない本で終わったんだけど、『怪談徒然日記』で語られるできごとの脈絡のなさ、というかわけのわからなさが、逆に作り話とか気のせいではありえないと思えてきて、結果、この本全体がリアルに感じられるという不思議。