沖縄の真実、ヤマトの欺瞞 の商品レビュー
普天間と辺野古は何の関係もない。 普天間返還に代替基地は不要だ! というのが本書の趣旨。 私も初めて知ったので、驚いてる。 また、最終章の神保氏との対談で宮台氏の発言。 ・「絆のある社会」を空洞化させる経済成長は目指さない。 ・つまり、新興国との競争で労働配分率が下がらざる...
普天間と辺野古は何の関係もない。 普天間返還に代替基地は不要だ! というのが本書の趣旨。 私も初めて知ったので、驚いてる。 また、最終章の神保氏との対談で宮台氏の発言。 ・「絆のある社会」を空洞化させる経済成長は目指さない。 ・つまり、新興国との競争で労働配分率が下がらざるをえない分野での国際競争で外貨を稼ぐことはしない。 ・そのためには、環境が有効。 ・「絆のある社会」を空洞化させる福祉政策は目指さない。 ・個人が行政給付に依存しすぎるのはNG。 ・したがって「小さな国家・大きな社会」で行く。 僕はここまで切れ味のよいロジックに初めて出合った。
Posted by
本書で取り上げられている沖縄基地問題がよい例だが、もう我々日本人は当事者として自分達の共同体のあり方を何も考える事が出来なくなってしまったのではないか、そんな事を強く認識させる。しかし本書で議論に加わった人達は絶望していない。共同体へのコミットを回復し、共同体と国家、そして国際社...
本書で取り上げられている沖縄基地問題がよい例だが、もう我々日本人は当事者として自分達の共同体のあり方を何も考える事が出来なくなってしまったのではないか、そんな事を強く認識させる。しかし本書で議論に加わった人達は絶望していない。共同体へのコミットを回復し、共同体と国家、そして国際社会とを繋ぐ筋道を新たに紡いで行く事、その理念を語り続ける事。 希望を捨てていない人達の強い思いを見た。
Posted by
- 1