はれのち、ブーケ の商品レビュー
1組のカップルの結婚式の場面を通して、同じゼミだった他の仲間たちのこれまでや心持ちが描かれる連作集。 結婚が早い、遅い、仕事をどうするか、親戚付き合いなど、自分の決断に様々な可能性がある時、どう選択したらよいのか、よかったのかと考えてしまうけど、後でこの人生で良かったと思える選択...
1組のカップルの結婚式の場面を通して、同じゼミだった他の仲間たちのこれまでや心持ちが描かれる連作集。 結婚が早い、遅い、仕事をどうするか、親戚付き合いなど、自分の決断に様々な可能性がある時、どう選択したらよいのか、よかったのかと考えてしまうけど、後でこの人生で良かったと思える選択を、その時々でしていくしかないんだろうなあと、当たり前のことなんだろうけど改めて思った。
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結婚式の日を舞台に、新婦、新郎、その友人たちと、それぞれの視点から語られる、結婚観や人生観。 学生時代から続く友情。ときには相手にもやもや思うこともありながらも、いい関係が続いているようで、いいなぁ。 神戸異人館での結婚式も、雰囲気があって素敵。
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神戸の異人館で結婚式を挙げたので懐かしくなって読んだ本。 コロナが明けたら夫と息子とレストランにでも訪れたい。
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1組のカップルの結婚式の1日を本人たち&それに出席したゼミ仲間の視点から描いたオムニバス形式の話。なんとなく自分の結婚式も思い出した。
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大学のゼミ仲間、6人の男女1人ずつの物語。 30歳になり、仲間同士のカップル結婚式で皆が久しぶりに再会。 それぞれの人生の悲喜交々。
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大学の同じゼミのメンバー同志の結婚をめぐる主人公だけでなく友人からの視点でも描いた6つの連作短編集。結婚観はひとそれぞれ。答えはひとりにひとつ。あのときあーすればがよかったと人生が変わる拠点のひとつに結婚があり、30歳は改めて思い直す時期なのだろう。世界の中に埋もれた小さな宝石をそっと拾い上げて周囲に見せてくれる。このひとはなにがあっても味方なのだという、同性でも異性でもそんな人にめぐり逢えることは幸せなんだと思う。全ての人にブーケを。
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大学のゼミで一緒だった6人にまつわる6つの話がオムニバス形式で進んでいきます。ゼミ内カップルの結婚をきっかけに、それぞれが抱えているちょっとしたもやもやと向き合うなかで、友人の考え方や生き方に影響を受けつつ自分なりの生き方を再確認していく、と言った内容。 この話に出てくる人々の...
大学のゼミで一緒だった6人にまつわる6つの話がオムニバス形式で進んでいきます。ゼミ内カップルの結婚をきっかけに、それぞれが抱えているちょっとしたもやもやと向き合うなかで、友人の考え方や生き方に影響を受けつつ自分なりの生き方を再確認していく、と言った内容。 この話に出てくる人々のように、今の状態に満足しているのに、なんとなくこのままじゃだめな気がする、なにか足りない気がすると焦るときが確かにわたしにもあるなあと共感して、さらにそれぞれ心がじんわりあったまる素敵な展開で、読んでいて自分自身も救われたような気持ちになれました。 そのままでいいんだ思うように生きればいいんだと感じさせてくれる友達がいるって素敵だなぁ。あと、神戸の街を見てみたくなりました。
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とても読みやすい。かつ、結婚する人、結婚に憧れない人、結婚したい人、結婚した人、の心情を、わざとらしくなく、でもどの人生も(恐らく)ハッピーエンドになるように書かれている、いわば“読者誰もが救われる”作品かなとおもう。ハッピーエンド至上主義の私としては星5つ付けざるを得ない…。で...
とても読みやすい。かつ、結婚する人、結婚に憧れない人、結婚したい人、結婚した人、の心情を、わざとらしくなく、でもどの人生も(恐らく)ハッピーエンドになるように書かれている、いわば“読者誰もが救われる”作品かなとおもう。ハッピーエンド至上主義の私としては星5つ付けざるを得ない…。でも多分、アラサーの、特に女性のほとんどは、結婚に対してある種過剰に反応してしまう部分(肯定的か否定的かは人によるものの)があり、それをうまく宥めてくれるというか、どの生き方でも自分が幸せなら、或いは幸せになろうとするならそれでいいんだといってくれるような気がした。神戸行きたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 キャリアとか、恋とか、結婚とか、子どもとか―― 30歳の岐路に立つ男女のこたえ探し 学生時代を同じゼミで過ごした裕人と理香子の結婚式に、仲間たちが集まった。かつて横並びだった男女6人は、30歳を迎え、仕事も生活環境もそれぞれ。 アパレルメーカーに勤め、気ままな生活を謳歌している鈴子、映画監督を目指し、ハードな日々を送る亮、バツイチ、年の離れた彼との恋や結婚に揺れる奈緒、家庭を持ち大学職員として堅実な日々を送る章太郎――。 それぞれが、旧友との再会によって自分の生き方を振り返り、仲間の生き方に自分を重ねて未来を見つめる。揺れる世代の瑞々しい感情を、ていねいに描いた連作長編。 【感想】
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大学の仲良し男女6人組のうち、カップルであった2人の結婚式を中心とした6人のそれぞれの物語。 結婚式当日という時系列で進みながらも人生の選択、決断、葛藤が爽やかに描かれていました。 最初に花嫁の話から始まったので最後に花婿が来るのかなと思いきや。 章太郎の話が私は一番好きでした。
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