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捜査指揮 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/11/05

元警察庁キャリアが名物元捜査一課長からの協力を得てまとめた、中むけの講義用資料をベースにした本。実際の事件例がアレンジされつつもふんだんに引かれている。 著者の時に強硬な捜査を支持する考えは、冤罪事件に厳しい目の向けられる昨今の時流には反するが、「疑わしきは罰せず」は裁判での話...

元警察庁キャリアが名物元捜査一課長からの協力を得てまとめた、中むけの講義用資料をベースにした本。実際の事件例がアレンジされつつもふんだんに引かれている。 著者の時に強硬な捜査を支持する考えは、冤罪事件に厳しい目の向けられる昨今の時流には反するが、「疑わしきは罰せず」は裁判での話であり、警察は警察としての職分を尽くして疑わしいから調べるのだという主張には納得。時流の行き過ぎへのアンチテーゼと捉えたい。 また、判断、組織、仕事への取り組みといったあたりは、捜査だけでなく仕事一般の指針になりうる。例えば、、、最初から犯人、犯人と欲張っているとダメで、犯人を知っている人から捜したほうが成果が上がることが多い。とか、指揮官は捜査資料をとにかく多角的に幅広く読み込むべし、といったあたりは、仕事の裾野を広げる大事さを思わせる。また、「これはつぶした、もうやった」というのを鵜呑みにしてもダメで、鑑識にしても、その道のプロに見せないと分からない場合もあるというのも深い。ミクロもマクロも押さえないといけないのだ。

Posted byブクログ

2013/06/07

元警察庁のキャリア官僚の手になる捜査や指揮官の心構えの本。実例に富んでいるほか、著者自身が警察の現場で得た経験を含めて書いているので、リアリティがある。 捜査指揮というのは、一種の戦術や決断のことではないかと考え、仕事やビジネスにおいても応用できる部分が多いだろうと思って読んでみ...

元警察庁のキャリア官僚の手になる捜査や指揮官の心構えの本。実例に富んでいるほか、著者自身が警察の現場で得た経験を含めて書いているので、リアリティがある。 捜査指揮というのは、一種の戦術や決断のことではないかと考え、仕事やビジネスにおいても応用できる部分が多いだろうと思って読んでみたが、この点については、もう少し、指揮官が決断するプロセスや思考法について具体的に書いてほしかったという思いが残る。それでも、良質な経験を積むことが大事ということなど、教訓とすべき点がなくはない。

Posted byブクログ

2012/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまりに上から目線の書きっぷりにいささか引き気味。 指揮官としての指南書かと思って読んだが、むしろ警察の取組み方や捜査がしづらくなった現状を描いていた本である。 少し期待ハズレだった。

Posted byブクログ

2011/01/21

警察ドラマ・小説の内容をより理解する為に購入。 興味があったのは事例の話だったが、一般ピープルのためになりそうな教訓も多数。 管理側だけでなく、現場サイドの話も聞きたい。

Posted byブクログ