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宝島 の商品レビュー

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2013/11/15

この物語は、ある老海賊がのこした宝島の地図をめぐって、 一人の少年を主人公に展開されるスリルと冒険に満ちた海洋小説です。 1881年に書かれたこの物語は、 「まるで、昨日のことのように、よく覚えている」 というジム少年の語りによって始まります。 一人の少年が好奇心と行動力で冒...

この物語は、ある老海賊がのこした宝島の地図をめぐって、 一人の少年を主人公に展開されるスリルと冒険に満ちた海洋小説です。 1881年に書かれたこの物語は、 「まるで、昨日のことのように、よく覚えている」 というジム少年の語りによって始まります。 一人の少年が好奇心と行動力で冒険を乗り越え海の猛者達と渡り合います。 それから少年と関わる魅力的な大人達、地主のトレローニさん、医者のリブシー先生、 スモレット船長、そして一本足の海賊シルバー。 読者はこのジム少年になったつもりで海の冒険を楽しめることでしょう。 「がいこつ島」「遠めがね山」「海賊」「埋めた宝」「島に置き去られた男」など、 少年の心をわくわくさせる設定が盛り沢山のこの小説は、 その後の全ての冒険漫画、小説、映画に影響を与えたと言えます。 例えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ワン・ピース」などがそうでしょう。 今読んでも全く古さを感じず、紳士的な言葉遣いと海賊の言葉遣いの対比などは むしろ新鮮にワクワクします。 熱中してあっという間に読めましたし、 少年なら一度は読んでおいて損はないと思いました。

Posted byブクログ