まちがいだらけの大規模修繕 の商品レビュー

伊藤洋之輔【著】

2018/10/24

外壁改修の専門業者経営者による、マンション大規模改修に関するアドバイス本。悪徳業者が多い中、いかに適切な大規模改修を行うかについて詳しく書かれている。倒産をも経験し、施工業者一筋の著者の言葉には説得力があり参考になった。大規模改修をする管理組合にとって、必ず一読すべき本だと思う。
「管理会社に大規模修繕の見積もりを依頼すると、最初に出てくる数字は修繕積立金の総額に近い数字が出てくると思います。これは積み立て金額を管理会社が把握しているためです。悪意があるなしに関係なく、積立金をフルに活用しようとするわけです」p170
「大切なのは、防水や外壁工事に詳しい技術者が適切な建物診断を行うことです。その診断に基づき、優先順位にしたがって、適切かつ必要な修繕工事を選択することです」p171
「過去に大規模修繕をコンサルティングしたマンション名と住所、および担当した施工業者名が入っている管理実績表を提出しているコンサルタントかどうか」p184
「管理組合の立場になって、工事を受注した施工業者が提出した見積書に基づいて、工事内容のチェックをしてくれるコンサルタントかどうか」p185
「一部内容を変更して、各社の考え方に基づく見積書でもＯＫですよと共通仕様書を渡すときに一言つけ加えるだけでも、ムダの少ない大規模修繕の見積もりができあがると考えます」p191
「施工業者を選ぶ際も工事経歴書は非常に重要なポイントになります」p201

2014/05/21

時間 100分

外装専科に面接を受けるために読んでみた。
自分は軽量足場を7年ほどやってたが、ブランコ足場でやっても良いのでは？と思う現場は多々あった。
ベランダ面、フロア面などはブランコ足場で、壁面・エレベーター面は軽量足場を架けたら費用は安くつくと思う。

ちょっと気になるのは、倒産したあとの処理はどうなってるのか？3年保障とか付けてたとは思うが…。

面接を受けようと電話したが、現在募集していないとの返事だったので、改修技術はどれほどなのかは分からない。