テティスの逆鱗 の商品レビュー

唯川恵【著】

2013/04/21

年相応の美。というものを理解出来ない私欲に飢えた女性達の物語。これは女性作家じゃないと描けない作品だな。何の世界でも狂い始めると手が着けられないんだな。

2013/02/03

恐い。女性のすごい生き方の例が、たくさん載っている。
主人公ごとそれぞれに一つの小説になるかもしれない。

條子、多岐江、莉子、涼香、晶世
美容整形外科の医師が、主たる主人公。
それぞれの主人公に脇役が２人づついる。

途中で何度も、本を閉じた。
これ以上読み進められない。

なぜ、こんな惨い物語を描くんだろう。
たしかに、悲惨な人生もあるのかもしれない。

それでも、そこに人間性を描写しようとしている著者の思いがあるのかもしれない。
現代社会への警告か？　もしれない。

男性作家では書き切れない作品。

2012/10/29

怖いもの見たさってとこが大きかった。私は整形を否定しない、むしろ肯定している。でも自分ではやりたいと思ったことはない。
でもこんな普通の主婦がそのことに突き進んで行くのに原因はとてもつまらないことだ。すべてに男の人の目がつきまとうんだな〜とあらためて感じた。でもそれがなくなったらドリよしないのかもしれない。

2012/10/17

図書館にて。
美容整形にのめりこむ人を描いた作品だが、正直どこかで読んだような感があった。
どの物語も破滅に向かっていたような気がする。
幸せを与えるものでもあると思うけれど、やはりタブーなものでもあるのか。

2012/09/15

美しくなるって…こわっ。でもお金があって一度きれいになったら麻痺していくのかな〜。上手に歳を重ねていこうと思った。人間中身だな〜。

2012/09/03

美しくなりたいというのは、女性なら誰でも思うもの。
メスを入れずにすぐに出来るものもあり、１度やると簡単に綺麗になれるのなら・・・という思いから、だんだんとエスカレートしていく。
美容整形はやりすぎると、本人が気付かぬうちに心を蝕む。

2012/06/17

美への執着が異常。一度メスを入れてしまえば知らない世界じゃなくなるためか、簡単に体をいじってゆく過程が怖かった。取り返しのつかない結果になるのがわかっていてもとめられない執着心にちょっと考えてさせられた。物事は何でも突き進め過ぎてはいけない、ほどほど位が丁度よい。

2012/03/20

なにかの逆鱗ってテティスの逆鱗！
復讐されてるのは誰なのかとか、ほんとうに悪いのはなんなのかとか、いろいろ考えられる
構成もうまくて、終わり方もいい

2012/03/03

條子，多岐枝，莉子，涼香が美容整形にのめり込む話だが，女性の本音が出ているシーンが多数で，参考になるとともに今後の対応に活用したいと思った．でも女性の美貌に対する執念には驚嘆するものがある．

2012/01/31

衝撃的。とても恐ろしかったです。怖い怖いと思いながら、でも続きを読まずにはいられない本。美容整形にはまっていく女性の描写がリアルで、いろいろと想像してしまいました。でも怖いだけでなく、面白かったです。さすが唯川さん。