司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅(3) の商品レビュー
関ヶ原の戦いで戦国時代が終わり、徳川の幕藩体制下で町民経済が隆盛を帯びてきたところの話。筆者は秀吉贔屓で家康に対しては運による台頭と言って憚らない。小説の中でもかくいう人はこういう人だと判じることが多い。その小気味よさ、わかりやすさが作品を通じての人気であったりするようにも思う。...
関ヶ原の戦いで戦国時代が終わり、徳川の幕藩体制下で町民経済が隆盛を帯びてきたところの話。筆者は秀吉贔屓で家康に対しては運による台頭と言って憚らない。小説の中でもかくいう人はこういう人だと判じることが多い。その小気味よさ、わかりやすさが作品を通じての人気であったりするようにも思う。もちろん膨大な史料の調査、裏付けがその自信を支えているのであるが。2023.3.7
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