モンテスキューの孤独 の商品レビュー
著者シャードルト•ジャヴァンは12歳でイラン•イスラーム革命を迎え、24歳で渡仏したイラン人女性。現在はフランス語で執筆活動を行っている。原題は『どうしたらフランス人になれるの?』なんだそうで、主人公はモンテスキューじゃない。念の為言っておくね。 コーヒーを飲みながらこの本を読...
著者シャードルト•ジャヴァンは12歳でイラン•イスラーム革命を迎え、24歳で渡仏したイラン人女性。現在はフランス語で執筆活動を行っている。原題は『どうしたらフランス人になれるの?』なんだそうで、主人公はモンテスキューじゃない。念の為言っておくね。 コーヒーを飲みながらこの本を読み終えた直後に、喫茶店の店長が側へやって来て「実は、私事なんですけどね、2日前に子供が生まれたんですよ、男の子。とうとうパパになっちゃいました」と、少し照れながら嬉しそうに私に告げた。そうした事も無関係ではなく、 切れたページの延長上で分かち難く混ざり合っている。怒りの後にふと訪れる空虚さのように。
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