色褪せた世界で君と出会い の商品レビュー

斉藤まひる【著】

2020/10/26

人が羨む生活を手に入れてから生きる意味を見失ってしまった広瀬。やりたいこととやるべきことがずれてしまったのが大きかったのだろうけど、悩みを打ち明けたら「贅沢だ」と言われる状況なのも原因かも。幸せは人によって違うのに、「幸せなはず」と決めつけられることも。そんな時に出会った水谷の、自分がやりたいことにまっすぐ突き進む感じは、眩しかっただろうな。と思う。全く違うけれど、好きなことはハッキリしている２人。お互いに支えあって生きていってくれるといいな。

2012/05/09

前作で致命的ミスをやらかしましたが、二度はないだろうと思い切って購入。

ほっとしました。
内容は相変わらず個性的な作りになっていて、印象に残ります。
BL界には多々ある特殊職業ですが、今回の受様は格好いい。
というか、攻も受も出会いから自分の職業を隠してて、なになに、この謎っぽさ……と読み手の興味をぐんぐん惹きつけていきます。

そして後半からのふたりの成長物語がいい。
BLというよりは、成長もの。
全てに諦観していた攻が、受の姿に触発されていく描写とかね。うまい。
読了後に表紙のタイトルをしみじみと見つめ、ほっと一息。

作家買い決定。

2012/07/16

お金も地位も手に入れたというのに、すっかり無気力になっちゃった、主人公
スポーツジムで出会った謎な青年が気になり始めちゃうんです
ちょこっとした嘘から、ネットカフェでバイトすることになり…

表紙のイラストとタイトルから、ちょっと薄ら暗い物語かと思ったけど
そうでもないです

「三井の気苦労」が笑えました

2010/11/28

[IT企業役員×ボートレーサー]
DT受け

広瀬がいつ自分の招待を明かすのか凄くきになりつつ読みました。
お金があるっていいなとか思ってみたりｗｗ
落ち込む水谷を叱咤する広瀬が凄いと思いました。
私には恐くてあんなことはできない。
水谷が立ち直ってくれて本当によかった。
最後のSSが笑えました。
これからも穏やかな日々を送れますように。

☆あらすじ☆
学生時代に仲間と会社を立ち上げ、そのまま今の成功を手にした広瀬浩二は、あの頃の情熱をすっかり失い生きる意味を見失っていた。そんな時、スポーツジムで声を掛けてきた水谷潤という青年の透徹した瞳に惹かれた広瀬は、フリーターだと身分を偽って潤と穏やかな交流を深めるようになる。やがて偶然の出来事により潤の職業を知った広瀬は…。