黒猫オルドウィンの冒険 の商品レビュー

アダム・ジェイエプスタイン,アンドリュージェイコブスン【著】,大谷真弓【訳】

2018/10/11

子供から大人まで楽しく読めるファンタジー
動物たちの個性が立っていて区別がつきやすいし
表現の言い回しもストレートなのでとっても読みやすい
比較的先が読める安心感のある展開なので
不思議に不思議を重ねた様な展開を求めるなら違うかも？

2014/05/25

黒猫オルドウィン・青カケスのスカイラー・蛙のギルバートの使い魔３匹は、それぞれの主人であるさらわれた魔法使い見習いを助けるため冒険の旅に出る…。話の大筋自体はこれといって驚くべき目新しさも無いのですが、元ノラ猫であるオルドウィンが主人に愛され必要とされる事を知る辺りはジ～ンと来ます。この旅では使い魔仲間との関係が主だったので主従関係のエピソードは次にあるのでしょうか。また、オルドウィンには、どうしてノラ猫として育つ事になったのか何やら謎がありそうです。

2012/09/13

久しぶりに、わくわくしながら読みました。
誰でも自分に「特別な力」があったら、と夢を見るけれど、
そんなもの、誰にでもあるものじゃない。
結局、自分の持っているものと経験で乗り切るしかないんだよね。
そうしているうちに、自分の内なる力に気付くのだろうな、と、
思いつつ読みました。

2011/12/21

三部作の第一作目。
ブリッジタワーの街に住む野良猫・オルドウィンは、ひょんなことから高名な魔法使い・カルスタッフの弟子であるジャックのファミリア（使い魔）になることになってしまう。ファミリアは何らかの魔法が使える動物が選ばれるが、オルドウィンにはそんな力はなかった。
しかし自分を選んでくれたジャックに分かちがたい絆を感じ、魔力がないことを隠したままファミリアとしての暮らしを始めるが、ジャックのファミリアとなってほどなくして、国を治める女王ロラネラがカルスタッフの家を襲撃し、ジャックを含む三人の弟子が攫われてしまう。ロラネラは三人の弟子が国を滅ぼすものとして彼らを殺すつもりだったが、カルスタッフが命を賭して三人に守護の魔法をかけたため、三日の猶予があった。
オルドウィンはジャックを救うため、他の二人の弟子のファミリアであるアオカケスのスカイラー、アマガエルのギルバートと共に旅に出るが・・・？

というようなお話。

主人公オルドウィンをはじめ、キャラクターがみんな生き生きと描かれていて面白い。物知りだけどひけらかし屋のスカイラー、食べ物のことしか考えていないようなとぼけた性格のギルバート、両方いい味出してます。

野良猫時代は自分が食べて生き残ることしか考えていなかったオルドウィンが、次第に仲間を大事に思うようになり、助け合ったりして成長していく過程が興味深いです。ちょっぴり恋愛要素？もあったりして盛りだくさん。

あと、野良猫時代からのオルドウィンの宿敵である賞金稼ぎの人間、グリムスレードがいい味出してます。びっくりするほど追ってくる（笑）。でもただの悪役っぽくない感じがいい。

オルドウィンの出生など、いくつか伏線があり、それらが次巻以降で明らかになるんだと思います。続きも楽しみ。

尚、映画化が決まっているそうです。楽しみ。

2011/11/13

オルドヴィン、スカイラー、ギルバートのキャラクターが
立っていて、楽しく一緒に冒険しながら読めました。

ラストの展開は予想できてしまって
おもしろみに欠けましたが
次作につなげるためにはこの展開しかないのかもしれませんね。

次作の３匹の活躍も期待します

2011/08/07

ファミリアとは、魔法使いの使い魔
このお話では、使い魔はどんな動物でもなれるらしい。
猫、鳥、カエル

でも、
使い魔といえども、幻を見せたり、未来が見えたりと魔法を使えるのです。

食いしん坊のカエルのギルバートが面白いですよ。

2011/05/21

ブリッジタワーの町に住む野良猫のオルドウィン。毎日食べ物を探しながら生きる、その日暮らしの生活。しかしある日、いつも魚を掠め取っていた魚屋の主人が恐ろしい動物狩りの賞金稼ぎを雇い、オルドウィンを殺そうとした。オルドウィンが慌てて逃げ込んだ店には、たくさんの檻がありその中に奇妙な動物たちが入っていた。その中の空いている檻に隠れたオルドウィンに、運命の出会いが訪れる…

主人公が三匹の動物たちの、ファンタジー冒険小説。この三匹の性格がそれぞれ良いキャラクターでその絡みが面白く、またピンチを機転良くなんとか乗り越えていく様がなかなかに面白い。そして何より、魔法使いとファミリア(使い魔)の関係、愛する主人を助けようと懸命に頑張る姿や、使い魔というより愛猫のような仕種を見せるオルドウィンの姿がまたかわいくもあります。壮大なファンタジー小説の読み応えには少し足りませんが、子どもたちはさぞかし楽しんで読むだろうなぁ。

2011/02/23

スカイラーの秘密気になります。

あと、目を覚ました賞金稼ぎの運命は…。
あれでおしまいだと気の毒。

2011/02/12

約束事を押さえつつ王道の作りで安心して読める。ちょっと残酷な描写もファンタジーにはつきものか。孤独だった黒猫オルドウィンが、相棒の男の子を想う気持ちが少し泣ける。ちなみに本作は男２人によるの合作３部作の１作目で、アニメ映画化も決まっているとか。

2010/12/14

野良猫のオルドウィンは、害獣駆除業者に追われて、魔法が支配する地に入り込んだ。奇妙な偶然から若い魔法使いの使い魔「ファミリア」に選ばれてしまったオルドウィンだが、魔法が使えないことを隠して暮らし始める。ところが、恐ろしい魔女に襲われ主人の少年がさらわれて…。オルドウィンと仲間のファミリアたちは、主人を助けるため旅に出る！