衰退するジャーナリズム の商品レビュー
新聞、雑誌、週刊誌、テレビなど様々なジャーナリズムについて、実にいろいろな観点から歴史的経過も含め考察されている本。 いかに今日のメディアが、要するに儲け主義に侵されていて、権力を監視、対峙してゆくジャーナリストとしての立場を失くしているのか、、、ということをいろいろな事例の...
新聞、雑誌、週刊誌、テレビなど様々なジャーナリズムについて、実にいろいろな観点から歴史的経過も含め考察されている本。 いかに今日のメディアが、要するに儲け主義に侵されていて、権力を監視、対峙してゆくジャーナリストとしての立場を失くしているのか、、、ということをいろいろな事例の中で痛感しました。 その極致としてアメリカによるイラク攻撃の時の日本の報道機関の体たらく、アメリカ報道機関の御用機関化が最後を締めくくっている。 なお知る権利、報道の自由、表現の自由の名のもとに、個人のプライバシーも報道し放題の現状については、筆者はあまり批判的でないようだ。ご立派な理由づけの裏に隠された”売らんかな主義”が、どうも見え隠れしていて仕方ないのだが。
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