1,800円以上の注文で送料無料

小説キャンディ・キャンディFINAL STORY(下) の商品レビュー

3.2

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はあ~、下巻もおもしろかったです。またしても感無量。 この下巻は、半分以上が手紙形式になっているので、最初とまどいましたが、すぐに慣れました。(でも、こういう書き方はお嫌いな人も多いんじゃないかと心配してしまいます) キャンディったらなんて筆まめなんでしょう。全然そうじゃない私は尊敬しちゃいますよ。エルロイ大おばさまやラガン夫人(イライザママ)にも書いているなんて!  しかし、実は看護婦時代のキャンディとか、学院を出てから辺りのエピソードが、私的にはあやふやなんで、手紙形式より時系列でしっかり何があったのか、書いてほしかったです。それがちょっと残念。だけどそれをすると、下巻のこの厚みを持ってしてもおさまらなかっただろうとは思いますが。 上巻の感想で「泣いた」と書いた私ですが、下巻は上巻の比ではないくらい、涙、涙の大号泣でした。 だってステアとテリィと別れのダブルパンチですよ……!!!!! 私はキャンディキャンディの中ではテリィが一番に大好きです。スザナとのことを考えると、いまだにモヤモヤしてしまいます。スザナもイライザ並みに嫌なやつだったら、もっと割り切れるんですけれどね。 テリィ宛ての出さなかった手紙の最後が “P.S テリィ……好きでした。” と、過去形なのね。ここでも号泣です。せつなすぎる……。 最後のアンソニーへの手紙でも“生きていても、会うことがかなわない運命もあることも知ったのです”と書いてあるし、スザナが亡くなっていてもテリィとはもう会わないと決めたのでしょうね。 さて、テリィ派には残念な結果になったような気もするけれど、この物語の良いところは、現在のキャンディが一緒に暮らしている“あのひと”が、はっきり誰なのかを書いていなくてテリィと思えなくもないところです。 テリィファンはテリィだと思えばいいよ。(その想像も楽しい☆) でも私はやっぱりアルバートさんかな……(テリィ大好きだけど、ここはどうしても……) だって初恋の人と結ばれるって素敵ね~って思うんだもん。丘の上の王子様が運命の人だった……なんて、いくらテリィでも勝ち目はありません。それに私的には、テリィは一生涯、独身とかでいいと思う(怒られちゃうかな?) キャンディは、数々の手紙を“あのひと”からもらった宝石箱に入れています。“あのひとの家に代々伝わるもの”らしいです。これもテリィの嫌っていた公爵家と考えるよりはアードレー家だろうなって思っちゃう。 最後のエピローグは、ほとんどがアルバートさんとキャンディの手紙のやりとりでした。“ちっちゃなバート”とか言って、恋人たちのいちゃいちゃか!という感じ。 そしてアルバートさんは仕事が大変忙しく、キャンディの誕生日には、シカゴになら寄れるけれどポニーの家までは行けないとのことで……。これはポニーの家を離れることになる布石ですね。 かっこいいアルバートさんがイマイチ想像しにくいのが難点だけど、本来はイケメンのはずだし、キャンディとも絶対にお似合いのはず。 最後まで読んで、本当に良かった。 キャンディ、いつまでもお幸せに~!!!!! (追記)パティは絶対に幸せになれる。だっていい子だし。 イライザは嫁に行ってもかなりの確率で出戻りそう……。 そしてニールは、イライザ以上に強烈な嫁をもらうんだな、きっと。

Posted byブクログ

2011/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わりました。 なんだか長い夢の中にいた気分です。    30代になったキャンディが回想する切なくも愛おしい日々      わたしが求めているのは、ほんのささやかなこと。      愛する”あのひと”と生きていくこと・・・ 以下、おもいっきりネタばれ。 ↓ ↓ ↓ 上巻の続き セントポール学園の院長先生に、 「がんこばばぁ!」 と怒鳴りつけたあとからです。 ここら辺は本当に漫画の本の通り。 このあと、テリィとキャンディがイライザの計略に嵌り、キャンディが学生牢に入れられ、そんなキャンディをかばって、テリィが退学。 キャンディも自分の道を見つけるために学園を後にする。 これで第2章は終わりです。 第3章はキャンディの今までお世話になった人たちや、アーチーやアニー、パティへの手紙などで作られています。 これって、もし漫画を持ってない人や、内容を知らない人にはわけがわからないんじゃないかと思ってしまいます。 漫画は持ってる或いは内容は把握してるって事が大前提になるのかな。 それにしてもちょっと、この第3章は読みにくかったです。 たぶん時の流れ通りに手紙が並んでると思うんだけど、たまにこれっていつ頃の話?って取り残されることもありました。 それに私の知りたいのは、キャンディの「その後」と「あのひと」が誰なのか?ってところ。 小説の最後の文章。    「おかえりなさい」    わたしはこの言葉が言える幸せに声をつまらせながら    椅子から立ち上がると、あのひとが広げた腕の中に飛びこんでいった。 この「あのひと」。 結局最後までわからずじまいでした。 原作者さんは最後まで曖昧にするつもりだったらしいけど、期待して読んでいただけにがっかりです。 もうこれが最後ってことなのに、なんとも中途半端。 夢を壊されてもいい! キャンディが誰と一緒になったのか知りたかったです。 それと、アードレー家はどうなってるの?って新たな疑問が生まれました。 小説なんて読むの久しぶりで文章の中の情景を読み取るのが苦手になってしまったのかな。 もう一度ちゃんと、今度は読み飛ばさずに落ち着いて読み直してみます。

Posted byブクログ

2011/01/19

上巻は懐かしかったという思いが大きかったが,下巻はこういう風に終わったのか・・・と記憶が薄れていたのか,懐かしさと新しい物を読むという楽しみとが両方楽しめた。

Posted byブクログ