C級フルーツパフェ の商品レビュー

吉川トリコ【著】

2016/01/24

★とけない魔法をかけてくれ
特別なものとして大事に守ってきた。
それが大したことなんかなくても、「今」を見ずに。

★チェルシーとドライブ
うっ、胸に刺さる。やりもしないこと、出来もしないこと、
頭の中でばっかり考えて、それが何になる？

2014/03/06

表紙が可愛くて図書館で借りてみたけど内容がC級。途中で読むのをやめようかと思ったくらい。結局だらだらと最後まで読んだけど何だがもやもやした気持ちだけが残る作品だった。

2013/02/08

なにがC級なのか、解説を読んでやっとわかった。
内容は残念ながらあまりピンと来なかった。
表紙はとてもきれい、好き。

2012/08/02

「君のためにのぼくがつくった愛のうた」等のダメ男っぷりにむずむずと歯がゆくなりつつ、そんなダメ男の描き方が秀逸。ほんっとどうしょうもない。一方で「バイバイベイビー」「スターウォーズエイジ」等のむずむずから吹っ切れた女子たちの描き方が素敵で好き。素敵な王子様とお姫様の恋物語ではなくＣ級庶民の恋物語ばかり。でも、フルーツパフェのように8作品がどれもキラキラしている題名の通りの一冊。一番好きなのは「タイムテーブル」で、この前向きな吹っ切れ具合（下克上！）がとても好きです。

2012/03/18

この本を読みながら、
私は読書に何を求めているのかが、
ほんとうにわかってきた気がした。

自分が日々感じていることを、
ぴしゃり表わしてくれる言葉に出会った瞬間。
それこそが読書の快楽だ。

この本の前半では、そう思わせてくれる表現がたくさんあって
引用にメモを残した。

本当に、人生の中では、
そこだけ色が違っていたり空洞になっていたりする部分が、ある。
誰もがいつか経験するのか、そうでないのかはわからないけれど
少なくとも、わたしにとって2年前の冬は、そうでした。
そういうものを経験すると、
そこだけが例外で神様が見せてくれた別の世界なのか、
それともそれが自分が追い求めるべきいるべき世界なのかが
わからなくなってしまう。
ただ、その世界の余韻からはなかなか抜け出せない。
何年もかかる。

現代に生きるわたしたちには、
未来型ジェット機と永遠に過ごすことはできないから
一緒に現代にある楽しいことを見つけてめくっていったり
未来型ジェット機が見せてくれるような風景を一緒に考えたり
そういうことのできる人を見つけて、一緒に過ごすことで、
満ち足りるように、なればいいな、と思う。

2012/02/24

あーいるいるこんな男！って感じです。端から見れば駄目男なのに離れ難い魅力。翻弄されていく少女の心理描写も痛痒く絶妙。

2012/02/09

面白かった。
題名は覚えれないけど、後半は全体的に良かったなぁーほっこりする感じ。

なんか、自意識過剰な人間とか、世界感の狭い人間とか、自分が曲げれない人間とか、あんまり胸張って見せれないところって、私は持ってるし、人に知られたくない部分であるんだけど、人間誰しもが持ってるところで、多分。それが、嫌味なく、普通の事なんです。ってな感じにサラッと書いてあるから、読んでで小気味良かった。

一つだけ読みづらかったのは、真ん中らへんの話に出てきた主人公の妹の名前がメグで、次の話の主人公の友達の名前が宮地だったことかな！
なかなかある事ではないよね～（笑）

2011/08/01

あーもーどうしてこんなにもダメなオトコがわんさわんさと出てくるんだー！ダメオトコオンパレード短篇集。生きているだけで恥ずかしい人生を一生懸命に生きていくから、オトコもオンナもダメダメなのに生き生きとしてるんだ。それはそれで楽しそうだ。本人たちは大変かも知れないけどさ。

2010/12/13

恋に、人生に、不器用な人々のほろ苦い８つの短編。
タイムテーブルとスターウォーズエイジが微笑ましくて、好き。