婚約のあとで の商品レビュー
おもしろい。 「波」を中心に、登場人物が次々に重なりあって展開されるストーリー。 女って怖いなって思うけど、読みおわると、女であることを楽しみたいと思える。 さくさく読めました。
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登場人物が皆中流階級以上で、著者の世代がもろ反映されている。 経済が悪化の一途を辿る現在から考えると、共感が難しいと感じる人もいるかもしれない。 こちら80年代生まれとしては、暗算思考的な平和ボケしたところに懐かしさを覚えた。 たまたまなのか、「最後の恋」の中の「海辺食堂の姉妹...
登場人物が皆中流階級以上で、著者の世代がもろ反映されている。 経済が悪化の一途を辿る現在から考えると、共感が難しいと感じる人もいるかもしれない。 こちら80年代生まれとしては、暗算思考的な平和ボケしたところに懐かしさを覚えた。 たまたまなのか、「最後の恋」の中の「海辺食堂の姉妹」でもそうだったように、こちらの作品でも性格の正反対の姉妹が登場する。 明るく、社交的で周囲から愛される気質の姉。 人見知り、引っ込み思案だけど、魔性の魅力のある妹。 「阿川佐和子」という人間が知りたくて手にとってみた一冊だけど、TVで垣間見るボケと鋭い視点をたくみに使い分ける筆者からは想像できない位、随分と大人しい作品だなぁという印象。 普通の人達が主役のありがちな恋愛を綴った内容。 ただ、ユーモアがあり、明るいという点では筆者の特徴がよく出ている気がした。
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テレビでよく見かける、阿川佐和子さんの作品。 興味を持って、初めて読んだ。 「波」を中心に関わる7人の女性が、恋愛、結婚、仕事に悩みながらも、自分で道を選択し、ちゃんと生きていこうとする前向きな物語。 特に、第7章の「花」の性格の描写は軽やかで、面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々に小説を読んだら楽しかった。 波ちゃんがキレイでお嬢様で仕事にも燃えてて、結構完璧な感じなんだけど、無神経さとか、女性にありがちなちょっとしたやらしさとかめんどくささを持ってるのがリアリティがあって入り込めた。 ちょうど私も29歳、婚約は一応したけど結婚未定っていう冒頭の波ちゃんと同じ状況でびっくり。私もそのうち結婚やめるかもとか言うくらいの強さが欲しい。色々焦ってたけど、花さんも30代後半で流産経験済み子ども無しだし、登場人物が現代の風潮を反映してか晩婚なので私も焦らなくていいかもという気にさせられる。 優美さんの浮気に対する反応とか、まさに私が言いそうな台詞すぎて面白かった。登場人物みんながあるある!な感じ。でも父親の友達と不倫はナイ。芸能人とかでは最近確かにあるけど・・・・ 波ちゃんと碧ちゃんの姉妹関係はうちにはない感じだなぁ。世の中の姉妹はあんな感じなんだろうか。 阿川さんと福岡伸一氏の本で言及されていて読みたいリストに加えてたけど、今読んでよかった。ブクログは読みたいリストとしても便利だなぁ。 小説たのしいな。もっと読もう。
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阿川さんを初めて手に取る。テレビで垣間見るボケといての、散弾銃みたいな鋭い視点に期待するが。 文中にフランソワーズサガンが引用された瞬間に、やってしまった感が流れ出す。。。 主人公は波である。婚約した後に関わる人々が、オムニバス形式で物語られます。ここの当たりは、サガンだと...
阿川さんを初めて手に取る。テレビで垣間見るボケといての、散弾銃みたいな鋭い視点に期待するが。 文中にフランソワーズサガンが引用された瞬間に、やってしまった感が流れ出す。。。 主人公は波である。婚約した後に関わる人々が、オムニバス形式で物語られます。ここの当たりは、サガンだと風景で終わってしまう登場人物だが、面白い試みと感じた。 しかし、イマイチ波の人生に大きく風を吹かせた様には思えず、各章が単独の物語で終わってしまう。 最後は波の結婚式でオールスターズとして登場人物が再登場するが。。。上手い事まとめたケド。。。決して巧でない。。。強引過ぎる前向き読了じゃない? やっぱり最後までサガンを拭い去れない読了感。小説としての創造性やプロット面より、作者の爽やかなまでの作風としてのプライドが勝利している。 やはり少しズレた自己中な優実の義母の様な存在感が、全体に欲しかったです。
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阿川さんらしく、ほのぼのとして、スカッとした読後感。 登場人物が、それぞれ現実的で魅力的。 ふふふ、と笑えるところあり、しんみりと共感するところあり。
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中々面白い。 1冊の本で様々な女性の恋愛に対する考え方が語られているのでどれかしら自分が共感できるものがあるはず。 もう少し大人になったらまた感じ方も違うのかもしれない。 ちょっと砕けた文体なのが読みやすい。
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婚約中だけど仕事も面白い波(二十代後半、彼は海外赴任)、波の働く化粧品会社が仕事を依頼したフリーのデザイナーの真理子(三十代前半、年下のカメラマンと恋愛中)、真理子の秘書兼アシスタントの凩(五十、バツイチ、息子あり)、波の妹で内向的な性格の碧(不倫中)、碧の学生時代の不倫相手の妻...
婚約中だけど仕事も面白い波(二十代後半、彼は海外赴任)、波の働く化粧品会社が仕事を依頼したフリーのデザイナーの真理子(三十代前半、年下のカメラマンと恋愛中)、真理子の秘書兼アシスタントの凩(五十、バツイチ、息子あり)、波の妹で内向的な性格の碧(不倫中)、碧の学生時代の不倫相手の妻で専業主婦の優美(三十代?子供あり)、波と碧の幼馴染で盲目の宙(二十代?彼氏あり)、碧の職場の同僚の花(優しい夫あり、子供なし)と、タイプも年齢も違う女性をそれぞれ語り手にした短編連作。良くできた娯楽作品ながら、けっこう大事なことがサラリと語られてて、読む人、読む年代によっていろいろ感じ方が異なりそう。とても面白かったです。
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この人の作品初めて読みました なんかとってもお嬢様というか、 いいとこの家の話って感じ 上流社会を垣間見た気がします 結局問題は解決していないように思うけど 実際みんなが幸せになるなんて難しい 凩さんが幸せならそれでいいや
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阿川佐和子さんの本は やっぱり面白いし 読みやすい~ 気づくと引き込まれて 読み入ってしまうストーリー展開です。 七人の女性の恋愛の形 生き方が様々 面白かったです
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