アメリカとともに沈みゆく自由世界 の商品レビュー

カレル・ヴァンウォルフレン【著】,井上実【訳】

2013/09/19

America's tragedy and the blind free world ―
http://www.tokuma.jp/bunko/tokuma-bunko/30a230e130ea30ab306830683082306b6c88307f3086304f81ea75314e16754c

2012/06/19

ウォルフレンがアメリカについて語るその切れ味は、かつての日本に対してのそれより、スピリチュアルな市民の鼓舞が多いように感じられ、鈍くなったと感じる。しかし、アメリカについてのウォルフレンの本の中では「ブッシュ～」と並んで最もいい本だと思う。

現在のアメリカを最もよく表現している言葉は「コーポラティズム」である。

2013/01/16

「まとまりのない○○」企画の2・3回目課題図書。ノウタリン過ぎてわけわからんかった。読みなれないジャンルなので、すごく苦労した。そしてその割に理解してない。誰かわかりやすく噛み砕いて教えてください。

2011/05/11

本国イギリスからの独立を果たし、ピュリタニズムを基礎に一から権力構造を構築してきたという人工国家アメリカ。

冷戦構造の中で、辛うじて世界的な均衡を保ちながら国家の在りようを規律してきたアメリカが、何かしら歯止めの効かない暴走を始めてしまった。

オバマに期待するも画策者なき陰謀の前で、その希望も心もとないものと化している。

ＥＵ、日本と云う国家もアメリカが異常な状態に陥らないという幻想に囚われている。

著者は、こうした状況に陥るまで対処しなかったエリートたちにも責任の一端があるとし、小さいながらも問題を論じ合える環境づくりにせめても寄与したいと書かれたものである。

巧妙に権力を抑えてしまっている軍産共同体・大金融資本に立ち向かうことは大変なことではあるが、ゴルバチョフの行動で、ソ連は崩壊したという歴史的事実を信じて・・・

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