建築史 増補改訂版 の商品レビュー
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1967年初版本の2003年56刷版。 序章として、「建築の発生と発達の要因」と題し大雑把に建築史概観が述べられた後、日本と西洋の古代から近世までのそれぞれの建築史が各章にて述べられる。 さらに、近代建築として別章がたてられ、近代建築の定義から発展、そして日本における近代建築史が明治維新以降第二次世界大戦後にかけて述べられている。 素人が建築史をざっと把握するにはわかりやすい書だが、1967年版は版が古いことで第二次大戦以降の近現代建築の項目が不足している点と近年の建築史界における新たな知見がかけている点が残念。 建築史教書としては、現在は歴史的建造物や近代遺産といった概念の定着とそれに対する建築業界の動向等が盛り込まれていることが望まれる。 2010年刊行版は手にとっていないため、どのような改訂があったのか興味深い。 1967年版の構成は以下のとおり↓ 〔日本建築史〕 日本の古代建築 日本中世の建築 日本近世の建築 〔西洋建築史〕 西洋古代の建築 西洋中世の建築 西洋近世の建築 〔近代建築史〕 近代建築の発生 近代建築の発展 日本の近代建築
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