空の上で本当にあった心温まる物語 の商品レビュー

三枝理枝子【著】

2024/09/12

移動の手段、という事なら飛行機も新幹線も船も一緒なのに、飛行機にだけはCAさんがいるのね、という不思議？特殊な環境で発展してきた職業ならではの、気遣いやその積み重ねが、こういうお話に集積されているのかな。

コロナ禍でCAの新規募集がなくなってしまって、CA目指して努力を続けてきた人達が嘆いていたのが印象に残っているのですが、彼女たちは夢をまた追いかける事が出来たのだろうかと気になります。

2024/07/03

〈本から〉
誰かが咲かせてくれる花を待つのではなく、一緒にやさしさの種を植えませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　（羽田→福岡便　カーテン超しのバースデー）

「小才は縁に出会って縁にきづかず、
　中才は縁に気づいて縁を生かさず
　大才は袖すり会うた縁をも生かす　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柳生石舟斎

大事な人を喜ばせる、笑顔にするには、いったいどうすればよいのか。
さりげない観察力と豊かな想像力を発揮してみませんか。

ANAでは「気づき」を大切にしています。
自分で気づき、考え、動く。
それが、また新しい気づきをつくるのです。

小さなことへのこだわり。
そして常に最高を目指すための工夫。
そんな遊び心と小さな勇気が、仕事を楽しくするきっかけになるのです。
楽しむことは最高の次元といわれています。

「これを知る者はこれを好むに如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」
論語

お見送りをする際、すぐその場を立ち去ってはいないでしょうか。もしそうならば、ほんの少しだけ、時間を止めて、お相手に体と心を残してほしいのです。

人と人とのつながりが希薄になりがちな現代、少しだけ相手を喜ばせるためのおせっかい、試してみませんか。

「人間は一生のうち
　遭うべき人には必ず遭える
　しかも一瞬早過ぎず
　一瞬遅すぎない時に　　　　森信三」

人の心を動かす。
そんなに簡単なことではありません。
人の心を動かす最たるものは何でしょうか。
自然、人、ものとの感動的な出会いではなか、私はそう考えています。
感動することで人は変わるのだと。

心と心が震え合い、響き合い、融合する。
そこに至らなければ、人の心は動くことはないでしょう。
たくさんのやさしさ、思いやりに触れることで、心は成長していきます。
それぞれの心温まる物語を積み重ねたら、多くの可能性が広がっていくはずです。

2024/04/18

素敵なお話でした。全部がフィクションのようで、ノンフィクションのようで、本当にあった話だからこそ心温まるものがあった。
CA志望のお友達にプレゼントします。

2024/01/09

【人の心を動かす仕事をしたい】
この本に出てくるCAさんたちの言動にはそんなことを感じます。心温まる、言い換えれば感動するという言葉は、一見すると綺麗で美しいものに聞こえがちですが、背景はそんなことばかりではなく、マニュアルにないような"真心"が生んだサービスなんだなと思います。
仕事をしていると、仮に「この人ムカつくな」「うるさいな」と思う瞬間があったとしても、同じ人間としてサービスを享受する権利がある人として、最高のおもてなしをしようと心がけることができているのだろうか？そんなことに気が付かされる一冊でした。

2023/06/11

とにかくあったかい。こんなに客人に対して尽くすことができるものなのか凄すぎて驚愕する。他人に何ができるかどれだけ親切にできるかという事が徹底されている。そういったことの大切さをこの本はすごく教えてくれる。ANAの教育の凄さ。プロフェッショナルが集まっている事を認識させられる。それだけ飛行機というのは一つなにかを間違うと危ないものだという認識を持っている事がわかる。この本を読んだら、飛行機に乗ってCAさんの接客を受けたくなるだろうし、普段慣れている人でも新しい視点で飛行機を乗る事ができるかもしれない。

2021/08/08

2021年8月8日

心温まる話がたくさん。
改めてCAになりたいと思ったと同時に今の自分ではまだまだダメだと痛感。
コロナの状況で夢だったCAを諦めかけていたけど、頑張ろうと思えた。

2021/01/17

ANAを利用したお客様からのお手紙や、飛行機にまつわる本当にあったハートフルなエピソードが紹介されていました。
ほろりとするエピソードもいくつかあり、人ってあたたかいものなのだなと思いました。
飛行機は苦手だけれど、飛行機に乗りたくなりました。

2018/12/30

出会いや真心、場をわきまえたおせっかいによる思い切った行動がもたらす感動がまとまっています。
思わず涙してしまうエピソードがありました。
ANAのCAのサービス心、プロフェッショナル度がよくわかります。いい話だなというだけでなく、仕事の基本も教えてくれる本です。
ANAに乗りたい気にさせる本です。

2019/09/30

ANAの機内で本当にあった心が温まる３３のストーリーが満載

CAの心遣いとそれを受けたお客様の気持ちを描いています。

ジーンときます。

2018/08/24

仕事資料として購入。
CAとして出会った33のハートフルなエピソードが掲載されている。
意地悪なわたしは、一読後、飛行機でこんなふうに扱われたことはないなと思ってしまったけれど、その反面、いやな扱いを受けたこともないから、それだけでもすばらしいことなのかと。
文中、千利休の言葉が出てくる。
P82　
かの千利休は、「茶の湯とは何か？」と聞かれた際、「渇きを医するに止まる」と答えました。
のどの渇きを癒すことではありません。人の心の渇きを癒すことが肝要であると説いているのです。