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統合失調症 の商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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2023/12/24

具体的な症例とともに病症を紹介しており解かりやすい。この病気に関する古からの誤解が未だに自分の中にあったことも認識させられた。病因や予後についても、統計的な面も含めて記されており、その意味でかなり読み応えのある本であった。

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2020/08/17

すごく勉強になった。 病気や治療の特徴を、薬だけでなく患者を理解するという側から説明するのがよかった。いろんなパターンが説明されており分かりやすい。 特に最後の方で周りの人の接し方や、資本主義的な考えへの提議など、とても参考になった。10年前と思えない。重版されるわけだなあと思...

すごく勉強になった。 病気や治療の特徴を、薬だけでなく患者を理解するという側から説明するのがよかった。いろんなパターンが説明されており分かりやすい。 特に最後の方で周りの人の接し方や、資本主義的な考えへの提議など、とても参考になった。10年前と思えない。重版されるわけだなあと思う。いい本でした。

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2017/02/23

症状や薬物治療についてとても読みやすくまとめられている。 特に後半の「統合失調症と社会」は必読。遺伝的な側面もあるのだろうが、やはり、社会の有り様がこの病気に大きく関わっている事を示唆しており、興味深い。

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2016/06/19

私の母が統合失調症であることから手に取った。本著では、概要はもちろんのこと、歴史、医学や社会などの幅広い観点から統合失調症について書かれており、非常に参考になった。  また、何と言っても著者が小説家ということもあり文が冗長でなく、内容がスッと頭に入ってきた。だが、新書ゆえなのか、...

私の母が統合失調症であることから手に取った。本著では、概要はもちろんのこと、歴史、医学や社会などの幅広い観点から統合失調症について書かれており、非常に参考になった。  また、何と言っても著者が小説家ということもあり文が冗長でなく、内容がスッと頭に入ってきた。だが、新書ゆえなのか、疫学研究などの出典が明記されていなかった。そこが唯一不満を覚えた点である。 ---------------------------- 内容:★★★☆☆ 平易性:★★★★★ 簡潔性:★★★★★

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2014/10/23

近代合理主義が統合失調症増やし悪化させるのにひと役買ってきたとすればいったんそこから脱却することが病を癒すのには必要なのだ。

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2014/08/11

統合失調症の概要を網羅した内容。治療の歴史や専門的な部分は私には難解。けれど、患者さんの具体的な症例や、望ましい周囲の対応についての記述はわかりやすく、参考になる。

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2014/02/18

統合失調症とは何か?人からそう聞かれたら、私はこの一冊を薦めます。統合失調症の疫学、病態、治療の歴史、回復のために家族や医療者、社会に必要とされること、患者との向き合い方、etc・・・。そこらへんの医学書を読むよりも、より深く、より愛着を持って患者さんに向き合うことができるように...

統合失調症とは何か?人からそう聞かれたら、私はこの一冊を薦めます。統合失調症の疫学、病態、治療の歴史、回復のために家族や医療者、社会に必要とされること、患者との向き合い方、etc・・・。そこらへんの医学書を読むよりも、より深く、より愛着を持って患者さんに向き合うことができるようになると思います。

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2014/03/27

統合失調症について、その歴史から病気そのもの、発病の仕組み、そしてこの病気を持つ人に対してどうしたらいいのか、までとてもわかりやすく書かれています。 とてもまじめに書かれているけれど読みやすいです。

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2013/10/26

人口の100人にひとりが罹患するという統合失調症。 世界的に地域差がないため、遺伝性が疑われていたが、最近の研究では、発展途上国のうちでも、裕福な家庭に罹患率が高いことがわかっている。 それだけではなく、発展途上国のほうが先進国よりも入院率が低く、社会復帰も早い。 抗精神病...

人口の100人にひとりが罹患するという統合失調症。 世界的に地域差がないため、遺伝性が疑われていたが、最近の研究では、発展途上国のうちでも、裕福な家庭に罹患率が高いことがわかっている。 それだけではなく、発展途上国のほうが先進国よりも入院率が低く、社会復帰も早い。 抗精神病薬が開発は統合失調症の治療において革命を起こしたが、退院を促進しているとまでは言えない。 統合失調症からの回復には社会的資源が必要不可欠なのだ。 発展途上国では、人のつながりが強く、患者を包括的に支えてくれる。 また、発展途上国で行われている祈祷も、科学的根拠はなくても、病気を本人のせいにしないという面では大きな役割を果たしている。 今後、統合失調症の治療は病院から地域へと移って行くが、社会資源の充実なくしてはありえない。 ---------- 沖縄は戦後、統合失調症の発症率が全国平均の2倍と言われたこともあったけど。 「医者半分、ユタ半分」は正しい態度なのかもね。

Posted byブクログ

2013/05/25

タイトルズバリな内容でした。 専門家による専門的な内容ですが、読んでいて苦にならないのは書き手の思いと上手さがあるからでしょう。統合失調症の歴史の部分が特に面白かったです。

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