光射す海 の商品レビュー
学生の時、読んだかなぁ。内容はうろ覚えですが、当時めっちゃくちゃ面白かった気がします。圧倒的な孤独とは?みたいな。
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鈴木光司といえばリング。ホラーを期待して読んだが、やや恋愛、記憶喪失、闘病など人間模様が描かれた文学チックな内容。そこのみにて光輝くを観て何故か思い出した。
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2007年12月9日読了。 精神科医の望月。患者の女性。彼らを取り巻く人間関係。何故この人を? と思わせる人物の状況説明が、後から少しずつ納得できる描写だ。 そして、光は射したのか? 少なくとも元恋人たちにとっては、海が全てを開いてくれた光。
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遺伝子に怯えるという小説は少なくはないが、さゆりの恋人の洋一がマグロ漁船で経験したことを絡ませて人間味溢れた物語になっている。
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鈴木光司らしいです。ひとことでいえば。描写の生々しさや、狂気さはさすが。大作、とまでいかないけどずっしりさも軽さもあり集中して読んだ。
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読んだ後に何か心に残る本というのは久しぶりだ。 日頃小さいことで悩んだり躓いたりすることがあるが、人生はそんなもんじゃない。 それこそ「一歩踏み出すごとに、あやふやな確立に支配された世界に乗り出すようなもの」だ。 読んだ後は「前向きになろう、何事にも正面からぶつかっていこう」という気になった。 こんな想いが覚めなければいいなと思った。 また、読みやすさにおいても評価したい。とにかく無駄なシーンとかが一切なく、どのページを読んでいても飽きることなく楽しめた。ジャンルはヒューマンミステリーなのだが、さゆりの謎の行動、徐々に明かされていく真実、真相を知った時のショック、決してスピーディーな展開というわけではないが、最後まで本当に楽しめた。 欲を言えば、最後がプツンと終わってしまっている感じがしているのがちょっともったいない気がした。 もうちょっとそれぞれの「その後」が知りたいなと思った。
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登場人物が皆何かを抱えていて、生々しい。 その生々しさの中に、底知れぬ闇があり、射してほしい光がある。 それが人間の業であり、願いであり、弱さであり、強さだと感じた。 引き込まれる展開と奥深い心理描写が、海のように広がる小説。
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タイトル、帯買いした本。 まったくノーマークだったけど、『リング』の作者なんだね。映画は見たけど読んだことはなかった。 精神科医とその患者たちを中心に巡る物語。ヒューマンドラマといった感じか。残念ながら涙腺をノックされることはなかった。
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