明日の雨は。 の商品レビュー

伊岡瞬【著】

2012/12/12

アルバイト教師がいろんな問題に直面する一年のお話。
教師って確かに若くして先生として敬われるから、難しい。
ちょっと読んでてしんどい所もあったけど、主人公の青臭さに救われた感がある。

2012/09/16

伊岡瞬は登場人物のちょっとした青さがいつも垣間見えるから好きな作家。
予備知識なしで読み始めた。

主人公は小学校のアルバイト音楽教師。23歳。23?!
23歳とは思えないほど行動的で大人。
よく頭に血がのぼったり、怒られたりしてるけど、なーんかなんだかんだうまくいってて「おっとなー」って思った。
まあ事件解決なんかの話は小説ならではだと思いはしますが。

(小学校時代になんて戻りたくもないけど)大人になった時にぼんやりとした小学校時代の記憶として、こんな先生がいたって覚えてたらちょっといいなーと思う。
きっと私がこの小学校の6年生だったらきっちりファンになってると思います。

2012/07/15

今日の学校現場がリアルすぎるぐらいわずらわしい職場。
ことなかれ主義の現場で、孤立奮闘する主人公の先生になぜだが人間味が出ていて共感。
ただあまりにもかわいすぎる。

2012/03/30

生徒が主人公かと思いきや小学校の非常勤務のさえないけど何処かロックな先生を描いた物語。
ミステリー？と思えるような話もあり楽しめます。
音楽が好きな人や教師になりたい人が読んでもいいと思います。

2012/10/12

　生徒と教師、そして同じ教師同士の確執や父母との争いが描かれているのか？ありがちかな？と思いながら読んでみた一冊だったが、かなり違っていました。青春ミステリーとうたわれているけど、ミステリーっぽいかな～位です。でもとても面白く読めました。

　主人公の森島巧先生の肩から力が抜けている態度が、とても魅力的に感じます。あまりカッコよくなさそうでいて実はカッコイイ。しかもとても誠実な青年に思えました。怒りを覚えると頭の中でロックが響いたり、レゲエが流れたりするところは味があって面白かったです。

　主人公は、生徒たちからは人気のある若い音楽の先生なんだけど、本人はまったくそれに気付いていなくて、自分が熱血漢だということにも気付いていません。生徒たちを上からではなく横から自然体で並んで見ています。
　そしてやはり全く意識していないうちに、押さえるところは押さえている、そんないい感じの先生でした。「こんな先生はいないよ」読みながらそう思ったけど、どこかに実在しそうな、いて欲しい先生像でした。

2011/12/31

小学校で音楽の臨時教師として働き始めた23歳の森島。日常ミステリー連作短編。

明日の雨は、明日にならなければ降らない。
どのように解釈するのが正しいのかはともかく、今の気持ちにグッときた。この作者の作品は、切ない中でも温かい気持ちになれる。

23歳にしては大人っぽくて、自分があまりにフラフラしていて反省した...

2011/11/15

腰掛非常勤音楽教師の意外な熱血教師ぶりが楽しい。
もう少し連作短編として読みたいなあ。
三つの放火の謎など、ミステリーとしても楽しめた。

2011/11/06

小さなというか、学校という空間でのトラブルを淡々と解決していく・・・という感じでよろしいでしょうか？そして自分の進むべく道が見つかると。何か良かったなぁ。

2011/10/16

最初のうちは、主人公があっさりと問題を解決したように思えて、こんな単純でいいの？？って感じだったけど、だんだん一筋縄で行かなかったり何たり…読み進めていくうちにおもしろくなって、最後はすっかり応援してた（笑）。

2011/09/15

小学校のアルバイト教師が主人公。ドゥカティに乗るチョット風変わりな音楽のアルバイト教師が、モンスターペアレントや出来損ない教師を相手に奮闘する。基本ベタ。あまりひねりも無い為、チョット退屈。