ドクター・サンタの住宅研究所 の商品レビュー
著者の稲葉なおとさんは、東京工業大学建築学科卒業の一級建築士さんです。 児童書はこの「ドクター・サンタの住宅研究所」が第1作目ということです。 「モリノ・マンション」のすぐ前に、高い木が生いしげった、深い森がありました。その森の奥には、怖いものが棲んでいるーという噂がありました...
著者の稲葉なおとさんは、東京工業大学建築学科卒業の一級建築士さんです。 児童書はこの「ドクター・サンタの住宅研究所」が第1作目ということです。 「モリノ・マンション」のすぐ前に、高い木が生いしげった、深い森がありました。その森の奥には、怖いものが棲んでいるーという噂がありました。 さて、本当にその森に住んでいるのは?ふふふ。 モリノ・マンションに住む3人の子どもたちが、 それぞれの悩みに困って歩いていると、公園の先の森に見覚えのない道が開けていますー 「家についての悩みと相談なら、なんでも受け付けます。」「お母さんにも、先生にもできない相談、大歓迎。」 『森の住宅研究所』にシャム猫と一緒に住んでいる、ちょっと?クセのあるドクター・ピエール・サンタのお悩み解決法がちょっと意外です。笑 相談の前には、内緒の試験もありますよ。 子どもたちに楽しく読んで欲しいです。 大野八生さんの装丁のイラストもオシャレですね。
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絵本でよくある、フォーマット的な話の流れかと思いきや、あまり見ない形の連作短編でした。 話の微妙な流れだけでなく、ハコである建物さえも、人によって形を変えます。 ファンタジー要素だらけなのに、子どもの悩みはとてもリアル。大人になってもこの感覚を持ち続けているなんて、作者、素敵すぎ...
絵本でよくある、フォーマット的な話の流れかと思いきや、あまり見ない形の連作短編でした。 話の微妙な流れだけでなく、ハコである建物さえも、人によって形を変えます。 ファンタジー要素だらけなのに、子どもの悩みはとてもリアル。大人になってもこの感覚を持ち続けているなんて、作者、素敵すぎです! 子どもの心にきちんと尊厳が与えられている、良質な児童書に出会えて幸せでした。読んだ直後に再度読みたくなります。
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家って、ただのケースじゃないよなぁ。 ということをしみじみと思わせる。 児童書だけれど、これから家を建てる大人が読んでも面白いと思う。 陥りがちな住宅プランの欠点をわかりやすく教えてくれる。 このドクター・サンタは著者を投影しているんだろうね。 蛍光灯に怒る部分は共感。 建...
家って、ただのケースじゃないよなぁ。 ということをしみじみと思わせる。 児童書だけれど、これから家を建てる大人が読んでも面白いと思う。 陥りがちな住宅プランの欠点をわかりやすく教えてくれる。 このドクター・サンタは著者を投影しているんだろうね。 蛍光灯に怒る部分は共感。 建築マニアには物足りなくても、そこはほら児童書ということで これから建築に興味を持つ子が増えたらいいなというところだよね。
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子供の色々な悩みを、不思議なやり方で解決していく、 ドクター・サンタ(山田)の研究所。 どれもこれも、住宅に関するやり方で解決していくところが新しい! 同じパターンを踏襲していく、よくありがちな短編集ですが、 「住宅」というくくりのストーリーになっているところが新鮮でした。 賃...
子供の色々な悩みを、不思議なやり方で解決していく、 ドクター・サンタ(山田)の研究所。 どれもこれも、住宅に関するやり方で解決していくところが新しい! 同じパターンを踏襲していく、よくありがちな短編集ですが、 「住宅」というくくりのストーリーになっているところが新鮮でした。 賃貸にせよ、持ち家にせよ、少なくとも、住空間に関して、 一度でも悩んだことのある人はちょっと目を通してもいいかと思います。 絶対に興味が持てるはず! 作者は元々建築工学関係の人で、多数の執筆があるようですが、 児童書は始めてとのこと。 というよりも、こんなテーマの児童書は、世界でも初めてではないかと、 推測されます。 直ぐに読み終わりますので、ちょっとでも興味のある方はどうぞ。
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児童書とは本気で思っておらず…。 マンションに住む子供たちが、 親にも、学校の先生にも相談できない悩みを、 ドクター・サンタに打ち明ける。 そしてドクター・サンタは、 その悩みを解決すべく、 ある発明品を、相談者の子どもに届ける…。 家のこと、勉強になりました!
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えっと。「住宅研究所」という特性が、もっと入ってるストーリーかと思っていたので…… 肩すかし感が……否めません。 おもしろかったのですが。
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