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の商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/03/23

どれも叶わぬ恋の物語だが、情景が細かく美しく描かれている。しかし、吉川英治のオチは、そりゃ反則じゃないのかね?「お前、結婚して子供もおんのかーい!」 98/100

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2022/04/21
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これも先日メロディあるライブラリーで取り上げられた本。 恋というにはなんだか問題のある話ばかりかも。 2番目の『炭焼の煙』を読むために借りたけど、1話目もつい先ごろ取り上げられた『隣の嫁』放送時はちゃんと読んでなかった。 『隣の嫁』は番組でも言われてたように、もしかしたらもしかすると結末の向こうにハッピーエンドが待っている? 3番目は、木乃伊取りが木乃伊になる話??いやいや・・ 恋とは思い通りにならないもの・・という話なのかもしれない、たとえそれなりの覚悟を決めていたとしても。

Posted byブクログ

2020/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

隣りに住む人妻に恋心を抱いている青年のどうしようもない気持ちがせまってきた「隣の嫁」。桜の花見に来たお嬢さんをたまたまおぶったことで恋心を抱いた炭焼きの若者の話が一番切なくもどかしく感じた。若者が何故山の中たった一人で炭をやいているのかも哀れだ。全く知らない作家なので百年文庫に入っていなかったら読むこともなかった。最後の「春の雁」は遊女に惚れて見受けしようとしたのだが遊女の母の愛にふれて、自分も故郷の妻子に思いを馳せるという話。えっ、妻子いたんかい?と時代だといえばそれまでだが不快感がぬぐえなかった。

Posted byブクログ

2021/03/18

「隣の嫁」 昔の結婚の辛いところだ。 おとよさんも、清六のところに嫁いできたからこそ省作と出会えたのではあるけれど、それでも、せつない。 気の合う2人、思いあい幸せになれる2人なのに。 どうせ、両方とも破縁になったのなら、くっついちゃえばいいのに。 でも、お隣さんだから、ややこし...

「隣の嫁」 昔の結婚の辛いところだ。 おとよさんも、清六のところに嫁いできたからこそ省作と出会えたのではあるけれど、それでも、せつない。 気の合う2人、思いあい幸せになれる2人なのに。 どうせ、両方とも破縁になったのなら、くっついちゃえばいいのに。 でも、お隣さんだから、ややこしいか。 「炭焼の煙」 恋は盲目。 傍から見れば、この男にお嬢様が気を留めるわけもない。 みな、何気なく戯れの言葉を口にする。 絶対にありえないことだから、かえって安心して。 人慣れしていない、素朴・純朴な真次が、疑いながらも信じてしまった真次が、悲しい。 「春の雁」 背筋を伸ばした粋な姿の女たち。 しかし、心の奥に抱えているものは、重くうす穢くすらあるのだ。 過去と、生活の影が見えたとき、恋は恋の域をでることはなくなった。 リアルだな、と思う。

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2018/12/09

三作品が載っていて、そのうち一番心に残ったのが江見水蔭の「炭焼の煙」。江見水蔭という作家は初めてだが、朴訥な炭焼の真次がよく描けていた。彼の失恋と失望が痛いほど伝わってきた。 いずれも悲恋物。昔の作品ばかりだけどなかなかよかった。

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2013/06/16

2013.6.14 『隣の嫁』伊藤左千夫 百姓の仕事の描写がよい。隣の嫁のおとよは働き者でとても魅力的である。 『炭焼きの煙』江見水蔭 これはいいな。世間知らずな炭焼きの悲しいはなし。娘を思いモミジを待ち、桜を待つ炭焼き。切ない。 『春の雁』吉川英治 遊里の女との恋。女に逃げられ...

2013.6.14 『隣の嫁』伊藤左千夫 百姓の仕事の描写がよい。隣の嫁のおとよは働き者でとても魅力的である。 『炭焼きの煙』江見水蔭 これはいいな。世間知らずな炭焼きの悲しいはなし。娘を思いモミジを待ち、桜を待つ炭焼き。切ない。 『春の雁』吉川英治 遊里の女との恋。女に逃げられるとばかり思っていたが逃げたのは男だった。"だまされて いるのが遊び"。 恋の話三話も読むのしんどそうと思ったけれど、浮かれた恋などなくて、楽しめた。

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2012/07/19

明治時代と思われる日本の農村での青年の心の動き、伊藤左千夫の自伝的な作品「隣の嫁」、山奥で独り炭焼きをする青年の思慕を描いた江美水蔭「炭焼の煙」、長崎から江戸に商売に来た男が芸者に惚れた話、吉川英治「春の雁」。これが当時の恋なのか。今から見ると何もかも不自由な当時、心にわき起こる...

明治時代と思われる日本の農村での青年の心の動き、伊藤左千夫の自伝的な作品「隣の嫁」、山奥で独り炭焼きをする青年の思慕を描いた江美水蔭「炭焼の煙」、長崎から江戸に商売に来た男が芸者に惚れた話、吉川英治「春の雁」。これが当時の恋なのか。今から見ると何もかも不自由な当時、心にわき起こる恋心は、そうそう変わるものではない。

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2011/12/19

分からんうちに読み終えてしまった。。。 伊藤左千夫は、恋愛もどきの小説。 隣の嫁さんが主人公に惚れた?昔は純愛でも、噂になったら婿養子の話も破談になる時代だったんやねぇ。

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