軒猿の月 の商品レビュー

火坂雅志【著】

2022/08/03

上杉の本が読みたいと思ったのだけど、冒頭の軒猿の短編だけだった。残念。中身は時代小説というよりはエンタメっぽい。チャンバラに近い感じ。さらっとすぐ読める。

2016/10/30

ちょっと伝奇っぽいところもある時代短編集．表題作はどうも僕とは生理的に合わない．「戦国かぶきもの」がハードボイルドで良かった．

2012/09/19

天地人の原作者が書いた、時代小説の短編集。

「飛び加藤」を討とうする上杉家の忍びの戦いを描いた表題作「軒猿の月」、
元九鬼水軍の漁師のある戦いを描いた「子守唄」、
若いころの卜伝の戦いを描いた「卜伝花切り」
などが収録されています。

基本的には「ロマン系のベーシックな時代小説」という感じなので、
この手の小説が好きなら楽しく読めると思います。

僕は結構好きなので　笑、大変楽しく読めました。

2010/12/13

歴史小説の脇役による９つの短編歴史小説。表題の軒猿の月は、歴史上上杉謙信～直江兼続が使っていた忍。月光の使いの月猿と甲斐の飛び加藤の戦い。有名人物は塚原卜伝の修業時代の話。
木食上人と家紋狩りが良かったな。

2019/01/16

　読んでいて、ストーリーの急展開に
戸惑いを覚える作品もあったが、短編の
形式を活かす試みだろうと思う。

　筆者の知識の豊富さが通好みとされ、
『天地人』（NHK大河ドラマ）でのブームまで
年月が必要とされたのではないか、と推測した。