クイックと魔法のスティック の商品レビュー

エミリーロッダ【作】,さくまゆみこ【訳】,たしろちさと【絵】

2024/01/18

　ハツカネズミたちが住む、ネコイラン町のチュウチュウ通りがこのシリーズの舞台になります。(１番地から１０番地まであり、それぞれに個性的なネズミが住んでいます)。

　６番地に住むのはドラマーの女の子、クイック。楽器店に勤めながら知り合ったネズミ達とバンドを組んでいるが売れないまま…。ある日、野原でドラムを叩くためにでかけた先で、道の穴に落ちて助けを求めていたおばあさんを発見し、ドラムスティックを使って助け出すことに成功した。おばあさんは、お礼にクイックの願いを叶えてあげるといい、クイックは有名なドラマーになりたいと願い…クイックのドラムスティックが金色に輝きだす…。クイックは有名になれるのか…。

　有名になることと、自分自身が満ち足りた生活を送ることとは異なるってこと（まぁこれは当たり前だけれど…）、魔法でなく自分の努力でつかんだものは消えないんだってこと、なんかこの作品は考えさせられたなぁ…。はい、どんどん行きます！次は７番地に行きます♪

2022/03/18

「あなたはさいこーなドラマーよ」っていうセリフがすき。クイック、ほんもののドラムをかってもらってよかた。

2015/10/23

クイックは女の子のドラマー。
プロのドラマーになりたいと頑張っている子。
いちいち、でてくる名前にひねりがあって、ロック好きにはたまらない１冊。でも、こどもにはこの良さはわからんだろうなぁ。

2011/07/27

チュウチュウ通りのゆかいななかまたち６番地～６番地に住むドラマーのクイックは，田舎から都会に出て楽器店に勤め，友達になった４匹の女の子とバンドを組んでいるが，パッとしない。野原でドラムを叩こうと出て行くと，悲鳴が聞こえておばあさんが道の穴に落ちて，泥の中でもがいているのを発見する。尻のポケットに突っ込んでいたスティックでおばあさんを引き上げると，大きな黒い車に撥ねられそうになり，咄嗟によけて穴に落ちたと告げ，助けてくれた礼として望みをかなえてやろうと云う。ゆうめいなドラマーになりたいとクイックが云うと，小さな杖を振り上げ，ドラムスティックは金色に輝きだした。ドラムを演奏してみると自分でも信じられない程，腕が上がっていて，家の前でバンド仲間と一曲やると，多くのネズミが集まって，夜通しのパーティーに発展した。翌朝，派手な上着を着た男が訪ねてきて，契約を申し出た。訳も分からず契約書にサインすると，ギャラの半分はマネージャーがとり，クイックさえいれば良いのだと男は云う。最初の演奏会に出掛けようとすると，穴に落ちていたおばあさんが８番地の魔術師マージと共に現れ，自分を撥ねようとした車をみつけ，乗っているマネージャーをカエルに変えてしまい，契約書は水に濡れて破れた。借りたトラックで演奏会に出掛けると，金色のスティックのお陰か，大喝采を浴びるが，演奏終了１時間前に魔法は切れ，元の普通のスティックに戻っていたのだ～いつ解けるか判らない魔法・・・効果が薄れて切れるという方が自然（？）かも知れない

2011/01/09

6番地に住むのはドラマーのクイック。
小さい頃からドラムがだいすき。最初はスプーンでお父さんの頭を。
頭を叩かれたら痛いのでねるときもいつも毛糸の帽子をかぶってたっておとうさん、いいね。
森に出かけたクイックは深い穴に落ちた年よりネズミをたすけます。望みは？と聞かれたクイックは・・

このシリーズはいつもほんわかするけれど、この巻はそうでもないな

2011/01/06

ゆかいなチュウチュウ通りのネズミたちの話です。

今回は、ドラム・音楽が大好きなクイックの話

田舎からスターを夢見て出てきたクイック（女の子です）

女の子だけのバンドを演奏していましたが、謎のおばあさんに出会って、魔法の金のスティックを手に入れて・・

クイックは有名になり、幸せになることが出来るのでしょうか？

有名になることと、幸せになることとはちょっと違うよという話

低学年むけファンタジーでありますが、ちゃんと人生訓が詰め込まれています

2010/12/04

幸せのきっかけは魔法だったかもしれないけれど、最後にはちゃんと自分の力でできるようになった。そこが良かった。