リーンソフトウェア開発と組織改革 の商品レビュー
事例がふんだんに散りばめられていてボリュームもすごい。 ただ、個人的にはポッペンディーク夫妻の本なら前著の通称"リーンの緑本"すなわち『リーン開発の本質』が一番いいな。 本書は後半2章「人こそすべて」と「連携型リーダー」が考えさせられた。特に文化的先入観に関...
事例がふんだんに散りばめられていてボリュームもすごい。 ただ、個人的にはポッペンディーク夫妻の本なら前著の通称"リーンの緑本"すなわち『リーン開発の本質』が一番いいな。 本書は後半2章「人こそすべて」と「連携型リーダー」が考えさせられた。特に文化的先入観に関する捉え方は思うところが沢山ある。ここで触れられていた"文化的次元"については調べてみないといけないな、と。
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タイトルの通り、リーンを組織改革に用いるためにはどうしたらよいかということをテーマに書かれている。印象的だったのは、後述するが、組織階層毎に与える本を変えるというところ。旧来の考え方に凝り固まっている組織にアジャイルを導入することの難しさを表している点かもしれない。 ・アジャイ...
タイトルの通り、リーンを組織改革に用いるためにはどうしたらよいかということをテーマに書かれている。印象的だったのは、後述するが、組織階層毎に与える本を変えるというところ。旧来の考え方に凝り固まっている組織にアジャイルを導入することの難しさを表している点かもしれない。 ・アジャイルを導入するなら、開発者にはXPの本を、PMにはScrumの本を、そして経営者にはリーンの本を与えよ ・効果的で対応早い組織とは、小さなグループのリーダーがそれぞれの意志決定を下す組である。 ・scrumは組織や、技術のアーキテクチャが複雑な場合は効果を発揮しない。
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ホッペンディーク夫妻の3作目。これまで以上にすばらしい内容で、ソフト開発に関わる人たち以外にもお勧めしたい本である。重要なのは結果ではなく、それに対するアプローチである、という考え方は、当たり前のようでなかなか実践できないが、この本を読んでもう一度、この基本をトライしようという気...
ホッペンディーク夫妻の3作目。これまで以上にすばらしい内容で、ソフト開発に関わる人たち以外にもお勧めしたい本である。重要なのは結果ではなく、それに対するアプローチである、という考え方は、当たり前のようでなかなか実践できないが、この本を読んでもう一度、この基本をトライしようという気になった。そのための一つ目のプラクティスとして、この本を私のチームの憲法とすることにする。
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リーンとは、トヨタ生産方式に源流を持つ、顧客価値の流れ作り、と本書の最初に定義されている。 この本を読むまでは、リーンという単語も知らなかったが、トヨタのカイゼンをソフトウェア開発に当てはめたような印象を受けた。 アジャイル的な様々なプラクティスが実例と共に書かれていて、改めて今...
リーンとは、トヨタ生産方式に源流を持つ、顧客価値の流れ作り、と本書の最初に定義されている。 この本を読むまでは、リーンという単語も知らなかったが、トヨタのカイゼンをソフトウェア開発に当てはめたような印象を受けた。 アジャイル的な様々なプラクティスが実例と共に書かれていて、改めて今の仕事のやり方について考えさせられた。 アジャイルなソフトウェア開発と、リーンなソフトウェア開発の比較は、似て非なるものになっていて、日本人ならリーンのほうがピンときそう。
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すごく良かった。アジャイル開発だけではなく、もっと組織目線。最後の章だけでも繰り返し読む価値はあると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リーン導入の注意事項が記憶に残った。 ・他人の真似事をしない(他人が成功したプラクティスをそのまま導入) ・部分最適化をしない(プロセス全体を見る)
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随所に主にシステム開発を通じて組織を改革するための考え方が記された良書。 かなり多くのページに折り目(良かったと思ったところ)が付いた。
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