制服の帝国 ナチスSSの組織と軍装 の商品レビュー
類書が少ない行動部隊について章を割いているように興味深い個所はある。しかしSSの将軍達の写真を見過ぎたので?SS中佐だったアイヒマンを「小物」扱いし過ぎ。アイヒマンを過小評価する為に?ヒムラーと一緒に映っているSS将校の知名度を読者に問おうとしたところで、その人が実際にどういう...
類書が少ない行動部隊について章を割いているように興味深い個所はある。しかしSSの将軍達の写真を見過ぎたので?SS中佐だったアイヒマンを「小物」扱いし過ぎ。アイヒマンを過小評価する為に?ヒムラーと一緒に映っているSS将校の知名度を読者に問おうとしたところで、その人が実際にどういう権限を持っていたのかは別だ。それならヒトラーのSS副官だったオットー・ギュンシェのような人はものすごい権限を持っていると「評価」するようなものだ。言わばSSの将軍などが実地では権限を持っていても、アイヒマンのような中間管理職が「ユダヤ人が無事に強制収容所やゲットーに到達する為に鉄道のダイヤ」を担当しないと動かないだろうに。 変に学術書のように細かな注釈がある一方、マニア向けの本のように「どの師団に騎士十字章の叙勲者が何人いるのか」と記していたりとどっちつかずな感じがしてくる。 ヨードル将軍がデーニッツ提督から柏葉付騎士十字章を授与されたのはランスで降伏文書に署名した後なのに、降伏文書を署名した時点で佩用したかのように書いているのは勘違いしているのだろうか。よく見る写真なのに。
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純粋なドイツ人なら18歳以上ならだれでも一般SSにはなれた。ナチ党員は自分が住んでいる場所のナチ党事務所に行き、入党申請をして、党費は毎月2マルク(当時はかなり高額)必要だった。
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