なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル の商品レビュー
この本はパレスチナ問題の入門書として最適です!非常にわかりやすい解説で、初学者にも優しい1冊です。 この本では複雑で難しいパレスチナ問題を考える上での基礎を学ぶことができます。 この記事ではその中から民族主義、シオニズム、イギリスの三枚舌外交についてお話ししていきます。
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1.この本を一言で表すと? イスラエルとパレスチナの問題をわかりやすく解説した入門書。 2.よかった点を 3~5 つ ・「2000 年にわたるイスラム教徒とユダヤ教徒の宗教対立」、そうした言葉で語られることの多いパレスチナ問題。し かし、この説明は間違いである。(p16) →...
1.この本を一言で表すと? イスラエルとパレスチナの問題をわかりやすく解説した入門書。 2.よかった点を 3~5 つ ・「2000 年にわたるイスラム教徒とユダヤ教徒の宗教対立」、そうした言葉で語られることの多いパレスチナ問題。し かし、この説明は間違いである。(p16) →2000 年にわたる問題だと思っていたが、言われてみればその通りと思った。 ・民族主義、帝国主義、イギリスの三枚舌(p17〜27) →イギリスが紛争の種をまいたのは世界のいたるところにある気がする。 ・パレスチナ問題の解決案(p68) →私個人的にも二国家解決案しかないと考えている。 ・アルジャジーラ(p100) →この放送局の存在は知っていたが、経緯もパレスチナ人への追い風となっていることも知らなかった。 ・ノルウェーとイスラエル・パレスチナの関係(第三章) →ノルウェーがどのような国でイスラエルとどのような関係を築いてきたかがよくわかった。 ・アメリカとイスラエル・パレスチナの関係(第五章) →アメリカの中のユダヤ人社会がよく見えた。J ストリートは初めて知った。 2.参考にならなかった所(つっこみ所) ・全体的な知識を得るには良い本だが本としてのまとまりがない気がした。辞書というか歴史の教科書というかその ような印象を受けた。 ・ハマスについてよい印象で書かれているが、現在ガザ地区で起こっている紛争のきっかけになったハマスの襲撃事 件がなぜおきたのかがよくわからない。 3.議論したいこと ・イスラエルとパレスチナの問題について、どのような解決案が現実的か? 5.全体の感想・その他 ・本が書かれたのが 2010 年ということを注意して読まないといけない。2010 年以降の出来事なども含めて改訂版を 出してほしい
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2010年の発刊だが、評判も良いようで、最初の一冊に選んでみた。この問題の重大な出来事や転機が、よく理解できたように思う。 虐げられた過去があるのは理解できるが、裕福なイスラエルが、欧米諸国から厳しい制裁を受けないのをいいことに、武力を振りかざし、パレスチナ人や周辺諸国を騒がし...
2010年の発刊だが、評判も良いようで、最初の一冊に選んでみた。この問題の重大な出来事や転機が、よく理解できたように思う。 虐げられた過去があるのは理解できるが、裕福なイスラエルが、欧米諸国から厳しい制裁を受けないのをいいことに、武力を振りかざし、パレスチナ人や周辺諸国を騒がしているような気がするのは、自分の見方が偏っているのか? 現在の混乱と争いの始まりは、1947年の国連によるパレスチナ地方分割、翌年のイスラエル建国。その前には三枚舌外交で問題を引き起こした末に、パレスチナ地方を放棄したイギリスの身勝手も。 イスラエルと周辺のアラブ諸国の関係に、欧米諸国と石油を持つアラブ諸国との関係、ユダヤ人社会がアメリカ政治へ及ぼす力など、多くが絡んでいることも分かる。そして、ユダヤ人にもいくつかの派閥はあり、目指すものが一つではないことも複雑。
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イスラエル、パレスチナが最近話題になっていて気になり、読んだ。 ざっくり中東でなんか戦争してんだなーてことしか知らず、イスラエルとパレスチナの違いも知らなかったため、とても勉強になった。 ただ、10年くらい前の本なので、最新の情勢をまとめたものも読みたいところ。 読んで思ったの...
イスラエル、パレスチナが最近話題になっていて気になり、読んだ。 ざっくり中東でなんか戦争してんだなーてことしか知らず、イスラエルとパレスチナの違いも知らなかったため、とても勉強になった。 ただ、10年くらい前の本なので、最新の情勢をまとめたものも読みたいところ。 読んで思ったのは、イスラエルとパレスチナ、どちらが正義でどちらが悪と簡単に断ずることはできない問題だということ。 民族主義による迫害や、イギリスの三枚舌外交が諸悪の根源だと思うが、今更そんなことを引き合いに出してもしょうがないしな。 日本人は基本単一民族の国だから感覚が分からないけど、いろんな民族が一つの国で和解し合うことはできないのだろうか。 また、この問題はユダヤ人とパレスチナ人の関係ももちろんだが、その他の国々のいろんな利害関係があり簡単に解決には至らないものだとも感じる。
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パレスチナへのイスラエルの侵略の中、数年前の本だけど、パレスチナ問題におけるイスラエルの傍若無人ぶり、アメリカのユダヤロビーの強さ、イスラエル建国時のイギリス、フランスの酷さ、とりわけイギリスの諸行。パレスチナ難民を嫌がるアラブ諸国。イランとの関係。本書は数年前なのでアメリカの新...
パレスチナへのイスラエルの侵略の中、数年前の本だけど、パレスチナ問題におけるイスラエルの傍若無人ぶり、アメリカのユダヤロビーの強さ、イスラエル建国時のイギリス、フランスの酷さ、とりわけイギリスの諸行。パレスチナ難民を嫌がるアラブ諸国。イランとの関係。本書は数年前なのでアメリカの新しいユダヤロビーであるJストリートにアメリカ政治を変える希望を託しているように感じるけど、今だにアメリカはユダヤロビーに支配されていて拒否権を発動する。 パレスチナ問題はパレスチナ国家ができない限り解決しないけれど、イスラエルが既成事実を作ろうとしているので、仮に無理矢理つくったら今度はイスラエル人が強制的に移住させられることになるので、事実上不可能。解決策がない。
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タイトルに偽り読み終わった。よくわらかないパレスチナ問題を多面的に分かりやすく解説してくれている。歴史から説き起こし、世界各国との関係を個別に解説してくれる。有名なオスロ合意やキャンプデービット合意などの内容もその背景も含めて触れられており、これまでしっくりこなかったことがかなり...
タイトルに偽り読み終わった。よくわらかないパレスチナ問題を多面的に分かりやすく解説してくれている。歴史から説き起こし、世界各国との関係を個別に解説してくれる。有名なオスロ合意やキャンプデービット合意などの内容もその背景も含めて触れられており、これまでしっくりこなかったことがかなりクリアになった。
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"今も毎日ニュースで報道されるガザ地区の戦闘。 イスラエルとパレスチナの歴史を読み解くことで現在の紛争がなぜ起きているのか知ることができる。 とことん理解が進むまで手元に置いておきたい本。"
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初心者でも非常にわかりやすい。内容が複雑なので1度読みではなく何回か読んでさらに理解を深めたい。 世界は深い部分ですべて繋がってる。そしてそれは日本ではあまり報道されない。 国際問題を知りたければテレビなんか見てたら間違った方向に取り残される。自分で情報を集めないと。
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苦難が人生を変える。よくも悪くも。大変は「大きく変わる」と書く。現実に押し潰される人と現実を切り拓いてゆく人との違いは何か? それは他者への共感性であろう。他人の苦しみに共感できる人はその時点で既に学んでいる。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/0...
苦難が人生を変える。よくも悪くも。大変は「大きく変わる」と書く。現実に押し潰される人と現実を切り拓いてゆく人との違いは何か? それは他者への共感性であろう。他人の苦しみに共感できる人はその時点で既に学んでいる。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_9.html
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これも読みやすくて分かり易かった。 最初に年表が書かれているのでそれである程度の歴史を把握し、本文を読むと頭に入りやすいかも。 教科書のように、重要な単語は赤字になってます。 読み物というより参考書に近いです。
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