森へ消えた男 の商品レビュー
メイン州の森で猟区管理官という森の警察のような仕事をしている男性が主人公。その父親が殺人犯として追われることになり、主人公は無実を信じながら事件を追う話。主人公もその父親もどうしようもない男として描かれていて、どうしようもなさに苦笑いしてしまう。ストーリーは最後までなかなかわから...
メイン州の森で猟区管理官という森の警察のような仕事をしている男性が主人公。その父親が殺人犯として追われることになり、主人公は無実を信じながら事件を追う話。主人公もその父親もどうしようもない男として描かれていて、どうしようもなさに苦笑いしてしまう。ストーリーは最後までなかなかわからない設定で意外と読ませる。作品の登場人物の中で一番印象的なのは、人としてすばらしい老パイロットの妻だった。周りがダメダメ人間ばかりなので、その存在に救われる。
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若き森林捜査官マイクの留守番電話に疎遠だった父親からの伝言が残されていた。 殺人の容疑者となり姿を消した父親の無実を信じて、マイクは必死の調査を続ける。 原題が「密猟者の息子」だし、森林捜査官だし、この表紙だし、もっと大自然の描写を期待したんだけどなあ。 マイクのキャラも弱いし...
若き森林捜査官マイクの留守番電話に疎遠だった父親からの伝言が残されていた。 殺人の容疑者となり姿を消した父親の無実を信じて、マイクは必死の調査を続ける。 原題が「密猟者の息子」だし、森林捜査官だし、この表紙だし、もっと大自然の描写を期待したんだけどなあ。 マイクのキャラも弱いし、周りにいる人間も薄っぺらいし。 4章まで読んで感じた不快感が最後まで残ってしまった。 謎解きも結構おざなりだし、動機に繋がる根幹部分の描写がないので迫ってくるものがないんだよなあ。 唯一救いがあるとすれば引退した猟区管理官のチャーリー。 いいキャラだったし、マイクよりもよほど感情移入できた。 作者はどうやらマイクを中心に3部作で成長物語を書くらしいんだけど、チャーリーの目を通してとか、チャーリーを後見人にするとかした方がいいんじゃないかと思う。 先に読んだ「記者魂」のあとがきに「二流小説家」「逃亡のガルベストン」「森へ消えた男」と共にアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を争ったとあって、これだけ未読だったので手にとってみたけれど、正直前3作よりも1段2段落ちると思う。
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メイン州の森の若き猟区管理官マイクの留守番電話に、ある夜疎遠だった父からの伝言が残されていた。息子を捜す切迫した声―翌朝マイクは父が殺人の容疑者となったことを知る。密猟をはじめ軽犯罪の常習犯である父だが、殺人者ではないはずだ。森へと逃げ込んだ父の無実を信じ、必死の調査を続けるマイ...
メイン州の森の若き猟区管理官マイクの留守番電話に、ある夜疎遠だった父からの伝言が残されていた。息子を捜す切迫した声―翌朝マイクは父が殺人の容疑者となったことを知る。密猟をはじめ軽犯罪の常習犯である父だが、殺人者ではないはずだ。森へと逃げ込んだ父の無実を信じ、必死の調査を続けるマイクの思いは報われるのか?父子の葛藤と青年の成長の物語の中に、自然と人間への愛が深く息づく感動のサスペンス。猟区管理官とは森の警察官のこと。豊かなメイン州の自然を舞台に、青年猟区管理官の捜査の過程での数々の挫折と再起が描かれます。C・J・ボックス(帯の推薦文を書いています)ほどワイルドではありません。
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