画家名で探す日本で見られる西洋名画 の商品レビュー
美術館や展覧会に行けないときはアート本を読もう。 本書は小学館が刊行していた「週刊西洋絵画の巨匠」(2009年1月~2010年2月)が元になっています。 さすがに全ての画家および作品を取り上げることはできず、代表的なものが載っています。 2010年6月時点の情報のため、2020年...
美術館や展覧会に行けないときはアート本を読もう。 本書は小学館が刊行していた「週刊西洋絵画の巨匠」(2009年1月~2010年2月)が元になっています。 さすがに全ての画家および作品を取り上げることはできず、代表的なものが載っています。 2010年6月時点の情報のため、2020年3月においては作品名や美術館名が少し変更になっているものもあります。美術館名が変わることは諸々の事情があってのことでしょうが、作品名は訳し方によるものでしょうが、なぜ変えようと思ったのか気になります。 本書はカタログ的、ガイドブック的な内容のため、1ページ目からめくらずに好きな画家の章から気軽に読めます。パラパラとページをめくって「この絵、見たことあるなあ」と思ったら付箋をつけ、自分が持っている図録や展覧会の作品リストと見比べました。 すると、記憶から抜け落ちている作品がいくつもあることにびっくりしました。 本書に掲載されている作品のなかで、最近行った展覧会で目にしているものを数えると、 ひろしま美術館の「印象派、記憶への旅」で17作品、 国立西洋美術館の「ルーベンス展ーバロックの誕生」で2作品、 国立西洋美術館の「松方コレクション展」で11作品、 を見ているにもかかわらず、思い出せないものがありました。 展示されている作品数にもよりますが、ひとつの展覧会での鑑賞時間はだいたい1時間半~2時間くらいです。常に集中して絵を凝視しているわけではありませんが、イメージの残像は記憶の片隅は残っているだろうと思っていましたが、そんなに甘いものではなかったです。 ただ、本書のおかげで図録を読み返すきっかけにもなりました。 本棚の装飾として置かれているだけなのも申し訳ないので、復習としてとてもよかったです。
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堺市文化館のミュシャ、岐阜県美術館のルドンが国際的にも有数のコレクションと初めて知りました。地元の美術館の作品も載ってて、良い作品なんだなと納得。 画家名順で探すには便利だけど、最初から読んでいく分には時代順の方が理解しやすいかな。
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