シナの五にんきょうだい の商品レビュー
これも、中国の民話を基にしているのかな? 『王さまと九にんのきょうだい』にお話の展開が似ている。それぞれ特技をもつ兄弟たちが、一番上の兄を救うため次々と兄と入れ替わる。
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- ネタバレ
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子どものころに大好きだった絵本に『王さまと九人のきょうだい』(君島久子訳)がありました。それとよく似た話と聞いて読んでみました。 個人的には、ストーリーや文章の点では『王さまと九人のきょうだい』の方が好き。でも絵本としては、こちらも読んでいて楽しい本でした。 海の水をぜんぶ飲める一番上の兄が水を吐き出すのを我慢する場面は、文章なしで絵の変化で描写されるので、読む方も思わず息を止めて長兄の表情に見入ってしまうし、三番目の兄が足をのばす場面では絵本を90度回転させて読むことになり、とてつもなく長い足が強調されます。 クルト・ヴィーゼの絵はステレオタイプな中国人(清国人というべきか)の描き方で、五人の兄弟はみな無表情ですが、この無表情さが、この話の荒唐無稽なおかしみを引き出しているように思います。 (ただ、題名の「シナ」という言葉に対しては不快に思う人もいるだろうな。。。)
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再読 ほんとに荒唐無稽だよな…不思議だ… 思えば中国人の謎の体の柔らかイメージってもしかしてこの辺から来てるのかしらん…?????
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ミラクルな5にんきょうだい。初めはなんでそんな特徴?と思ったけどそういうことか。中国ならあり得そうだと思ってしまう。知恵。お見事。裁判長のまぬけさが際立つ。だって何も悪いことしてないしね。
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小さいときに読んで最近また読みました。 私も兄妹がいるのでこんなかんじにできたらいいなぁと思いながら読んでました。 海の水を飲んだときの顔が面白かった
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クレール・H・ビショップ (著) クルト・ヴィーゼ (イラスト) かわもと さぶろう (翻訳) 『王さまと九人のきょうだい』の類話(水を飲み干す,硬い首,伸びる足,燃えない体,息を止める)
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子供のころ読んで、印象に残った絵本でした。一時廃版になり英訳の本を買いました。再版されているのを知り購入。思い出の大事な一冊です。
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子どものリピート率高し。自分が子どもの頃に読んだ絵本、すごく面白かったのを覚えていて読み聞かせをしたらやっぱりハマった。良い本は時代を超えて受け入れられるんだなぁ。
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シナという蔑称(として使われることの多かった語)が用いられている、また、イラストの描き方が弁髪などの「いかにも中国人」と従来から思われていた特徴をやたらと強調している…などの点から批判され、福音館から出ていたものは絶版になったという経緯のある本。 その後瑞雲社から1995年に新た...
シナという蔑称(として使われることの多かった語)が用いられている、また、イラストの描き方が弁髪などの「いかにも中国人」と従来から思われていた特徴をやたらと強調している…などの点から批判され、福音館から出ていたものは絶版になったという経緯のある本。 その後瑞雲社から1995年に新たに発行されたものをパルシステムで購入。 挿絵があまりなく、話もマザーグース的な残酷さを含みながらも抑揚がない淡々とした語り口…ということで、3歳長男のお気には召しませんでした。
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