やすらぎの館 異色短編集(2) の商品レビュー
一巻にあったようなインパクトはなくって、ゆるい感じのネタが多いかなぁ。 と言いつつ、じわーっと怖いようなネタもあり。表題作のやすらぎの館なんかは、これがドラえもんとかだったら、あらまぁしょうがないな、みたいなラストだけど、劇画タッチだと妙に不気味でどうなるんだこの後、ってなるのが...
一巻にあったようなインパクトはなくって、ゆるい感じのネタが多いかなぁ。 と言いつつ、じわーっと怖いようなネタもあり。表題作のやすらぎの館なんかは、これがドラえもんとかだったら、あらまぁしょうがないな、みたいなラストだけど、劇画タッチだと妙に不気味でどうなるんだこの後、ってなるのが不思議。 誘拐犯のウサギもなかなかインパクトあって発狂後が結構怖い。そういやブチ切れたドラえもんもなかなかスゴイ顔してたわよね。
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昭和58年7月20日 初版第4刷 ・一千年後の再会 ・ヒョンヒョロ ・わが子・スーパーマン ・コロリころげた木の根っこ ・ミラクルマン ・大予言 ・老雄大いに語る ・光陰 ・幸運児 ・やすらぎの館
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再読。 有名な、「ヒョンヒョロ」収録本。ぼくも大好きな作品です。このウサギは、映画『ドラえもんのび太のブリキの迷宮』に登場したタップに、どことなく似ている。かわいい。 表題作「やすらぎの館」も凄まじいと思う。大型セットの中で巨人症の妙齢女性に母役をやらせ、大人たちに幼児退行を...
再読。 有名な、「ヒョンヒョロ」収録本。ぼくも大好きな作品です。このウサギは、映画『ドラえもんのび太のブリキの迷宮』に登場したタップに、どことなく似ている。かわいい。 表題作「やすらぎの館」も凄まじいと思う。大型セットの中で巨人症の妙齢女性に母役をやらせ、大人たちに幼児退行を促す。 郷愁、狂気、慈愛を凡て混ぜたようだ。 この異色短編集シリーズはどれも名作力作で、持っていて損はない。藤子先生の掲げたSF(すこし、ふしぎ)を実感できる。 それに『ミノタウロスの皿』以外ならごく安価で購入できる。(まあ『ミノタウロスの皿』だって市場価格で2000円弱くらいだから、安いものだ)
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