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よそ見津々 の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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2021/06/27

柴崎さんのようしらんけど日記のファンなので非常に楽しく読みました。ようしらんけど日記では最近の柴崎さんの気づいたことなどを読んでいるのでこちらは約10年ほど前に書かれたものということで柴崎さんの変化もあって、また更に時代も変化してるんだなと感じました。東京の大きな木が多い話は気づ...

柴崎さんのようしらんけど日記のファンなので非常に楽しく読みました。ようしらんけど日記では最近の柴崎さんの気づいたことなどを読んでいるのでこちらは約10年ほど前に書かれたものということで柴崎さんの変化もあって、また更に時代も変化してるんだなと感じました。東京の大きな木が多い話は気づかなかった点だったので、やっぱり違う国、地域に住んでみたいと改めて思いました。

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2015/09/23

なんやろ、この人がなんとなく好きで、他の人がおもしろくても、誰が好きかっていったら柴崎友香で、読んでて楽しかった。読み応えがあったと思うけど、わたしが好きだからで、ほかのひとにはおもしろくないかも。ロングシーズンのことが書いてあって、わたしはフィッシュマンズがすごくすごく好きだけ...

なんやろ、この人がなんとなく好きで、他の人がおもしろくても、誰が好きかっていったら柴崎友香で、読んでて楽しかった。読み応えがあったと思うけど、わたしが好きだからで、ほかのひとにはおもしろくないかも。ロングシーズンのことが書いてあって、わたしはフィッシュマンズがすごくすごく好きだけど、あれは一人でききたい音楽で、その詩のつかみきれないところがたまらなくて、柴崎友香もうまく言ってるようでうまく言い切れない感じもよかった。あとショートカットの話とか主題歌の話とかそういうの嬉しかった。

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2014/10/06

長かった… 主には東京に来てみて感じた東京の特徴、大阪の特徴。 それに書評映画評と過去作品の書いたきっかけ。 251いつから小説はそういう「テーマ」や「メッセージ」を解読するものと思われ始めたんだろうか。 275「お父さんへの興味も薄れてきた。だって、目の前にいないんだもん...

長かった… 主には東京に来てみて感じた東京の特徴、大阪の特徴。 それに書評映画評と過去作品の書いたきっかけ。 251いつから小説はそういう「テーマ」や「メッセージ」を解読するものと思われ始めたんだろうか。 275「お父さんへの興味も薄れてきた。だって、目の前にいないんだもん。」よしもとばなな『High and dry』 私も全然トレンチコート買えてないです!

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2013/11/27

女流作家がどんな事を感じ、考え生活しているのか興味があって柴崎友香さんのエッセイを買ってみた。まず彼女は関西出身(彼女の作品はほぼ関西弁で書かれている)なのだが数年前に東京に引っ越してきていて 東京観察の部分が面白い。あとは自分のずぼらさを臆面こなく披露したり、35歳(この本出版...

女流作家がどんな事を感じ、考え生活しているのか興味があって柴崎友香さんのエッセイを買ってみた。まず彼女は関西出身(彼女の作品はほぼ関西弁で書かれている)なのだが数年前に東京に引っ越してきていて 東京観察の部分が面白い。あとは自分のずぼらさを臆面こなく披露したり、35歳(この本出版当時)の女性とは思えないくらい開けっぴろげに自分の事を書いている。いかに料理で手を抜くかとか。さすがに後半の書評や映画評は鋭くその作品への興味を高めてくれ作家の力を感じさせる。本の読み方に関しては作品の意味を無理に考えなくていい、楽しんでくれれば作家の本望という彼女の意見にはほっとさせられた。たまにはエッセイもいいものです。

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2013/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普段あまりエッセイは読まないけど、なんだか今回、読むことでさらに柴崎さんを好きになった。過去にいくつも読んで、実はもやもやしたままだった作品をまた読みたくなった。 東京の木や、料理、映画や本、自分の作品について。新聞での連載だから、何度か同じ説明は入るものの、確かに一話一話で切り離してもわかるようになっている。 料理と洋服の話が特に好き。はからないで料理をするとか、鍋のあとのうどんやら、そうめんは茹で時間も少ないからエコだ、とか。 冷え性だから足は出せないとか。 一番印象に残っているのは、小説にテーマは求めるべきじゃないって話。 長嶋さんの「ジャージの二人」の書評に出てきたその台詞で、はっとした。 いつからか気づけば、私も本を読み終えてそれを考えてばかりだった。「で、この作品のテーマは?」 何か重大な意味を探して、そこに書かれた表現を置き去りにしていた。確かにもったいない。 これからは、ありのまま受け入れ、楽しもうと思えた。

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2012/08/08

面白かった。いい視点、とても、いい。そうそう、僕も、そう思う、ていう点がとても多くて。あー、この人とはきっと友達になれるなぁ、と。確信した。(12/2/9)

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2012/03/02

柴崎友香『よそ見津々』読了。本に旅行に食べ物に服などなど、肩肘張らない普段着エッセイ。たぶん私この人とすごく感覚が似ているような気がする。なので、妙にスッと心に落ちてくる。そんな感じが気持ちいい。

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2011/08/17

今読んでる最中なんだけど、柴崎さんの文章が好きやなぁと改めて思った。小説の、どうでもいいように見える一文とかがやたら好きだと思で、このエッセイを読んで、その理由が分かった。やはりよそ見津々な性質な柴崎さんの良さが文章となって表れていて、全体のバランスを素敵な味わいにしているのかな...

今読んでる最中なんだけど、柴崎さんの文章が好きやなぁと改めて思った。小説の、どうでもいいように見える一文とかがやたら好きだと思で、このエッセイを読んで、その理由が分かった。やはりよそ見津々な性質な柴崎さんの良さが文章となって表れていて、全体のバランスを素敵な味わいにしているのかなと思ったら、ますます大好きになった!早く最後まで読みたい。(笑)

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2011/03/06

+++ ここ5年の間に発表された90篇余りで編んだ初の本格エッセイ集。 東京の木、空の色、おいしいもの、洋服……透き通ったのびやかなまなざしが、ふだんの日々のくらしをいとおしいものに変えてくれます。そして注目は本の話。読めば必ず小説が好きになります。 +++ 1 東京の木/ 2 ...

+++ ここ5年の間に発表された90篇余りで編んだ初の本格エッセイ集。 東京の木、空の色、おいしいもの、洋服……透き通ったのびやかなまなざしが、ふだんの日々のくらしをいとおしいものに変えてくれます。そして注目は本の話。読めば必ず小説が好きになります。 +++ 1 東京の木/ 2 希望の場所/ 3 料理は、てきとうに塩梅に/ 4 ファッションの、なんとなく/ 5 本と映画と/ 6 小説を書くこと +++ 六つの大枠のなかに、こまごまとしたあれこれが詰まっている。西の大都市大阪から東の大都市東京にやってきて、ふと感じたいろいろな場面での違いや、ひとり暮らしの日々のあれこれ、書評や映画評などなど。著者の小説の登場人物がそのまま街を歩いている目線を感じることができる心地になれる一冊である。愉しい。

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2011/03/02

読んでいて楽しくなってくる。わくわくとかうしししとかそんな楽しさではなくて、かと言ってどのように形容したらいいのかはわからないのだけれど、とにかく楽しくなってくるのだ。好きなものが似ているからかもしれないし、色々見て歩きたいという著者に共感しているからなのかもしれない。 だけど同...

読んでいて楽しくなってくる。わくわくとかうしししとかそんな楽しさではなくて、かと言ってどのように形容したらいいのかはわからないのだけれど、とにかく楽しくなってくるのだ。好きなものが似ているからかもしれないし、色々見て歩きたいという著者に共感しているからなのかもしれない。 だけど同じこと何遍も出てくるのは、しょうがないのかもしれないけども、誠に勝手ながらこちらの精神衛生上好ましくなかった。 でも楽しくなってくるのだよ、その視点。

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