異端者たちの中世ヨーロッパ の商品レビュー
以前異端が出てくる小説を読んだのですが、よくわかんねえなと思ってる所に発見。読むしかない。 キリスト教自体に明るくないのでやっぱりわからない所も多いのですが、やはり一神教と言うのはどうしてもどこかで排他的になってしまうのかなという印象。多神教国家ニッポンに生まれ育った私としては、...
以前異端が出てくる小説を読んだのですが、よくわかんねえなと思ってる所に発見。読むしかない。 キリスト教自体に明るくないのでやっぱりわからない所も多いのですが、やはり一神教と言うのはどうしてもどこかで排他的になってしまうのかなという印象。多神教国家ニッポンに生まれ育った私としては、ちょっとぐらいの解釈の違いくらいいいじゃない、と思うんですが、神の真理は唯一であるとしているのでそういうわけにはいかないんですよね(いい悪いはこの際置いておいて)。 でもその頃の社会情勢とか教会の思惑とかで異端が現れたり消えたりする感じは面白かったです。中世ヨーロッパ社会に対するキリスト教の影響というのは、もの凄く大きい。
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かつて堀米庸三は言いあてた。 「正統」と「異端」の境界は曖昧で流動的なものにすぎないと。 それから46年目。主題は両者の関係性そのものに。 「異端」が強烈なスティグマ、あるいはレッテルとなるメカニズム。
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